我慢のできる部分が自分に生まれてしまうがために、返せば「我慢の弱い部分」もうんでるわけです。「我慢しちゃえば済む」と考えがちな人は、おーむね「我慢ができちゃうとこ」しかフォーカスしてないことが多いんだけれど、「我慢されちゃうと、持ちこたえられないところ」を生み出してる自覚症状は、まず、ないのです。
すべからく、まんべんなく我慢ができるってんならいいんですよ。
体も心も我慢ができればそりゃいいでしょうけどね、体が我慢できても、こころが我慢できても、その周辺が同量の我慢に耐え得ねば、そこのもろさから崩れだすだけのことです。
我慢はしてもしなさすぎても良いものではないのですから、するときには、本当にいっときで済ます手合にすべきでしょうね。
続かぬ我慢は何かを壊すし、続けれちゃう我慢はどこかを傷ませるから。