こーゆー時代だった、としか言えない | アメブロなpandaheavenブログ

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最近漫画の先生始めました。
好評です☆

写真を撮ったり映画を見たり。でもやっぱり普通が一番!
みんなも無理しないでね!

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幼い頃、本当にこのひとはなんでいるんだってずっと持ってました。傍目におかしい挙動であれば笑いもしますが、喋ってみると存外普通すぎるおじさんに過ぎず、およそドリフターズに印象されるような、可笑しさのプロフェッショナル感が皆無なのは、子供心にわかってました。

 

ましてや可笑しくあろうと頑張ってもいないその佇まいと人柄に、「なんでドリフに居るの?」でした。

 

ただ、昔のこうした「白黒テレビの時代」から「カラーテレビ全盛の時代」に至る際の、コミックバンド上がりの人らの集団には「この人、なんで居るの?」な人がわんさかもっといたなあ、って思い起こせます。

「笑てる場合やおまへんやん! コントの時はどうしてましたん? 覚えられへんのですか? 覚えへんのですか?」「どっちかっていうと覚えない方かな?」「覚えなはれ! 仕事ですやんか!? ウクレレの譜面とか覚えてはるでしょう?」「あれは好きなことだしハワイアンバンドは仕事だったからね」「いやいやコントも仕事ですやんか? 嫌いでしたん?」「好きですよ、楽しいし。でも僕が間違って長さんに怒られる方がよくウケるの! だからあれはあれでいいんじゃないかな」「ええことない! ええことない!」と畳み掛けると、「でも間違った時の方がちゃんとやった時よりウケるんだもん。じゃぁ、間違った方がいいでしょ?」とまるで禅問答のような愉快なブーさんでした。

どうだっていいんだよ、があるだけですよね。

深読むところも特段ない。

 

 

それでも、時代にこういうスペースがあってくれて、過ごせた人がいるっていう景色です。

晩年に至っても、これほど色褪せない人も珍しいですよね。