全国民中、納税されている方のおよそ半分が国に召し上げられている事実の中で、有事にすら給付でなく「貸付」しか選択肢を与えぬ事態が制度的に「突っぱねている」事実。
事実、冷淡に見える「救う側」の認識の酷さは、昨今の政治の話の中では際立って劣化と他人事さ加減が露見し続けて、沈静化のめどを見せない。
命と体以外の「何もかもを失う」を人生の途中で一回でも味わったとき、そこ方らの立ち直りのそのごく初期に、「貸すわ」で始まるしかない世知辛さ。
下手すれば「立ち直りたくもないわ」に思いを馳せは知らせかねない刹那に、国が率先してとる態度が貸付の日本国は、政党助成金とか議員年金とやらにはふんだんな税金の流入を止めもしない。
東日本大震災で被災した人の生活再建のため国や都道府県が拠出し市町村が貸し付けた「災害援護資金」について、岩手、宮城、福島3県で約9千人が約63億円の返済を滞納していることが10日、共同通信の調査で分かった。貸付対象者の約3割に上る。7市町が返済を求める訴訟を計227件起こしていることも判明。滞納しているのは低所得者や高齢者が多く、返済が被災者の負担となっている実態が浮かび上がった。11日で震災から13年。
🐼もガス爆発時に、身体と命一つで逃げおおせた体験がある。
地元でもないところで火災に遭うというのは、頼っていいとこが見当もつかず、罹災申請なんて言う聞いたこともない言葉を学びだしたり、各種役所や書類のための「印鑑」も「財布」も燃焼し、身分証明賞も保険証も一切合切焼失した。
あきらめた方が早い状態にリセットされてる。
もっかいいうよ、「あきらめた方が早い」って思いかねない刹那なんだよ。
今まで重ねてきた何かを無為に帰してるわけで、その途方もなさと無意味さに打ちひしがれてるの。
そこへ「お金は貸すよ?」って見舞ってるのよ。国が。
地獄絵図だよね?やり口は弱り切ってる人相手の高利貸しだよね?
でもこれが実相なんだ。
そして改善されぬまま、能登でこれが起こってるんだから、この記事相当な事案をはらみ続けて改善はしない、わけで。
正直、「こんな中でやっていくのか・・・」という厭世(えんせい)のほうが強く科せられなおすっていう地獄絵図って思えませんか?殺生よこれ。