ギフテッドと発達障害は分けて考えて!ASD、ADHDとはどう違う?なる記事 | アメブロなpandaheavenブログ

アメブロなpandaheavenブログ

最近漫画の先生始めました。
好評です☆

写真を撮ったり映画を見たり。でもやっぱり普通が一番!
みんなも無理しないでね!

ギフテッドとは、知能の高さを持つゆえに日常生活で生きづらさを抱えている子どものことをいいます。「発達障害」と混在されることもあるようですが、ギフテッドと発達障害の子どもでは、支援ニーズが違うため、分けて考える必要があります。

ギフテッドへの支援は、ギフテッドの特性を理解した上で、その子が置かれている状況への慰労が必要です。

ASD(自閉スペクトラム症)の特性の1つ、「こだわり」がある子は、興味関心のある分野についてかなり深い知識を持っているため、それを他者に滔々と話すことがあります。これはギフテッドに見られる知性過度激動の「知的好奇心が強く、言語発達も早熟。時として、周囲と話が合わずに困る」という状態と、一見すれば似たように見えることも多いでしょう。

ギフテッドは、総合的な学習の時間などの話し合いのある場面では、イニシアチブを発揮しながら、友達の意見を交えつつ問題解決に向けて学習を進めていくことが可能です。

 

ASDがないギフテッドの場合は、「話題がかみ合っていないな」と感じることもできますし、話をしている相手の感情なども感じ取ることができます。

もっとも、ギフテッドはクリティカルシンキング(批判的思考)を身に付けているので、話を聞くことができても「それが当たり前」という理由だけでは、納得はしません

最期のセンテンスが一般の方との着地感の違いなんでしょうね。

DHDがある場合にしばしば見られる過集中を取り上げて、ADHDとギフテッドの類似性を指摘する人もいますが、「ADHDの過集中」と「ギフテッドの過集中」は、厳密にはメカニズムが異なります。ここでの観察ポイントも、本人が自分の意思で注意を制御できているかどうかです。

ギフテッドの場合は、自分の興味関心の激しさから来る過集中です。自ら考えて解かなければいけない複雑で時間のかかるパズルなど、能動的に働きかける必要がある刺激に対して強い集中力を示します。ADHDの場合は、「難しくて、とても自分ではできない」と思われる課題では、注意の維持が難しく、すぐに別な刺激に注意を移すことが多いように思います。

 

ギフテッドの場合、「本人が納得すれば」やめられたりします。ある子は、保護者が「約束の時間だからやめなさい」と言ったところ、「あともう少しでセーブポイントだから、そこでやめる」と言って、少しプレイした後に実際にやめることができました。ADHDがある場合、見通しを示せず、わかっているけれどもやめられなくて、ズルズルやり続けることが多いようです。

ギフテッドは、話を聞いていたかどうかを確認し、「本人が納得した」指示であれば、守ってくれます。もっとも、「学校のルールだから」という理由だけでは、ギフテッドは納得しない場合もあります。ある時、忘れ物について話をしたことがあります。彼らにとって、「学校で使う道具」は大きな意味をなさないようで、「忘れるのが、当たり前だ」と、説明していました。

ADHDのある子は、一言で言えば、気がそれているのです。「今、最も注目すべき事柄に注意を向ける力」を選択的注意といいますが、この力が弱いのです。ギフテッドは、授業がつまらなくて思考が離れる場合と、聞いていて気になったことが頭から離れず、そのことをひたすら考え続けてしまう場合があります。

「辞める・止める理由がない」という継続かもしれませんね。

ギフテッドとADHDの違いを、課題ごとに考えてみました。ここまでの話を整理してみると、一貫して言えることは、ギフテッドは、自分で考えて、納得できない行動はしないということです。

 

その一方で、自分が納得したり、必要だと思う行動はかなりの割合で自発的にやることができるのです。

 

なぜなら、彼らは、自分が納得した事柄に対しては、きちんと行動の制御ができるからです。

たしかに、同じくくりで応じてしまっては、機会損失がかなり大きいです。

周囲が「分け方」を知ってさえいれば大いに魅力的なイントロが叶いますもんね。

 

この個性、活かしにかかる気概があってほしいものです。