だけど、そういう生き方をしてると、自分でも気づかないうちにずるくなったり、意地悪になったりしやすいと思うの」
「駄目なときほど運はたまる」萩本欽一:著 より抜粋
私がしびれたのは「気づかないうちにずるくなったり・・」って言葉のあたりなんです。
ずるくなる、というのは、ずるくなるつもりでずるくなってることって、ほとんどないんですよね。
ずるくなってる人って、頭を使ってたら、ずるくなってた、って方が言い当ててる感じじゃないかしら、と。
んで、ずるさっていうのは、ずるいまま隠せればいいんだけれど、これが必ず顔に出てくる。
隠したつもりでも出てないはずでも、ずるくなってる。
欽ちゃんが書いてる事の中では「ずるいと結局損しちゃうよ」ってところまで分かればいいと思うんです。
欽ちゃんの事だから、「ずるいのは良くないよね」ではなく、「ずるいっていうのもあると思うの。ずるい人もいると思うの。でも結局、損しちゃうんだよねえ」という次元のような気がしてならないんです。
ずるさの否定、じゃなくって、ずるくてもいいけど、損よ、ってこと。
そして欽ちゃんは、なんとなく、損なことならしないほうがいいんじゃない?って言ってくれるような気がします。
それでもゴリ押せば、欽ちゃんはきっと止めないで、「ずるさ」をさせてくれると思う。
んで、その人は、損をしちゃうのでしょう。きっとね。