フランス格言。
きっと原典の語るところの意味は希望ってだけじゃ食べて行けないし、いろんな現実も受け入れなさいってことなんでしょうけれど、私はこの言葉の後ろに感じた続きは「希望っていう明るいものばっかりが人に大事な訳でもない」という、まぁ手前勝手な解釈。
後ろ暗い気持ちやねたみ、そねみ、絶望とかあきらめとか、暗部のようなものもたっぷり重ね持っていればこそ、生きるってことが上手になるんじゃないか、ってこの言葉を続けた。
上手に、奇麗に、希望を持つってことはその反面に備え持つ気持ちも整然と知っている人であることでもある、ではないかと思います。
「できれば知っておく」なんて遠慮がちなそれではなく「希望だけでは生きられぬ」ほどに、渇望される、要るもの、だと言いたいのです。