んー、姑息、矮小、非力!全部好きなやつだ。味方しちゃう♫
ブリテン諸島では、紀元1世紀に古代ローマが属州を設置して以降は古代ローマの度量衡が用いられました。4世紀~5世紀にローマ人が撤退したあとは、侵入してきたアングロ・サクソンの度量衡が用いられるようになったとみられます。その後、アングロ・サクソンの度量衡をベースにさまざまな改正を重ねた単位が使われ、13世紀から14世紀初頭にかけて「Compositio ulnarum et perticarum」と呼ばれる法律で度量衡が再定義されました。
「Compositio ulnarum et perticarum」以後は法律で単位が定義されるようになり、何度かの更新ののち、1824年に「度量衡法」によって改めて「帝国単位(Imperial units)」が定められました。
また、18世紀にイギリスから独立したアメリカでは「帝国単位」以前のイギリスの単位を発展させた「米国慣用単位(United States customary units)」が用いられています。日本ではこの2つを、長さの基本単位がヤード、重さの基本単位がポンドであることから、まとめて「ヤードポンド法」と呼んでいます。
むむぅ!「帝国単位」!響きがいいな!
燃料でよく聞く「ガロン」ってアメリカの「テンガロンハット」のガロンでいいんだよね?
むふー。
「メートル法への積極的な抵抗(ARM)」は2001年、メートル法の不必要で望ましくない施行に対抗するために誕生したという団体で、「200万個の道路標識の変更を防ぎ、政府の10億ポンド(約1570億円)~20億ポンド(約3140億円)の浪費を食い止めた」などの活動実績があるとのこと。
すげえ、縛りがあって、徹底が叶ってら。
日本で言うなら重さの単位とかを江戸時代の『尺貫法』にあてがうってこったな?
距離なら
- 1里(り):3.9273km
- 1町(ちょう):109.09m
- 1間(けん):1.8182m
- 1尺(しゃく):30.303cm
- 1寸(すん):3.0303cm
- 1分(ぶ):3.0303mm
- 1厘(りん):0.30303mm
- 1貫(かん):3.75kg
- 1斤(きん):600g
- 1両(りょう):37.5g
- 1匁(もんめ):3.75g
- 1石(こく):180.39L
- 1斗(と):18.039L
- 1升(しょう):1.8039L
- 1合(ごう):180.39mL
広さは
- 1町(ちょう):9917.4平方m
- 1反(たん):991.74平方m
- 1畝(せ):99.174平方m
- 1坪(つぼ):3.3058平方m
なるほど!不便!いいことない!