🐼が映像を志してから、ディズニーの映画に感銘を受けた記憶がないのです。
ミッキーの出来栄えが良かった記憶はないし、ランドにも行ったことが未だにない。
「ダンボ」「バンビ」がぬるぬる動くアニメなのは分かってましたけど、日本のリミテッドアニメに馴染みができてしまってる視覚には、ケレン味や緩急の巧みさがあまり豊穣と言えないディズニー作品に、心とられた記憶すらないのです。
映像好きを自認する🐼がそうなのですから、一般的にはもっと見られてない気がします。(そうとも言い難いですよ、🐼)
アメリカアニメがディズニーなのかピクサーなのかすらも見極めがついておらず、アナと雪の女王なども食指が伸びもしませんでした。
ケーブルテレビでディズニーのチャンネルがあっても見たいとも思いませんし、見れなくとも困りません。
アニメに世界的な着火を試みれたその初期のディズニーの息吹は、もはや片鱗もないのです。
学生の頃にもう手書きアニメーターは無用とばかりに、アメリカでは大量解雇した時点がありましたが、日本では手書き・リミテッドアニメのクオリティと人材の豊穣化は淡々と進んでいました。
ただまあ、日本のアニメーターには適正価格が投下されてるとは到底言えない世代でしたので、「東京で月10万円」で暮らしようのあるコンディション持ちしか生きていけなさが常々耳の端に届いてました。
これに堪えられれれば、まさに「食えまいがそこには、いられる」場所に認識されてました。
そしてその日本アニメは脈々と生き抜いて、今に至ってます。決して安泰でも優雅でもない生活のうちにも、作品を愛する人らの熱量は世界に類のないアニメコンテンツの拠点そのものを維持でき、ディズニーのそれとは全く相容れない、競合もしない市場を互いに互い勝手に生き延びました。
配給の威力からか、ジブリとの提携やら実写映画への参入は「産業としての顔」のディズニーが伺い知れても、🐼の生涯のうちにはついぞ魅力的にもすごい会社にも思えないまま終焉しそうです。
昨今のアメリカン・ヒーローを見たいとは魂の片鱗にも起きませんし、今後もたぶん「みのがしちゃった!」にもならないで済みそうです。作品が創出される核の会社には戻れないんでしょうね、きっと。
日本アニメも成熟期を越え、凋落を噂され続けても射ますが、作品本数ばかりは鬼のように増えており、されど佳作にも届かない愚作品もうず高く、無為な消耗もかさんで見えます。
「作り続けられていること」でしかスタジオも継続できませんから、スタジオ自体の離合集散を繰り返しもしつつ、不思議と描画は年々うまく維持されてる状況はあります。
韓国・中国への海外発注も水面下では連携できてるようですし、世界にこれほどの手書きアニメーターを擁する国もありませんから、アニメはディズニーよりは長持ちするでしょう。
とどのつまり、ディズニーが一人負けしてるだけであえいでいる、という話です。