赤ん坊のポーラまで感心してたぞ!」
「巻き毛が気に入っただけだよ!」
『ヘブライ語の父・ベン・イェフダー』(ロバート・セントジョン著)
日本人ってこういう喋り方ってあんまりしないでしょう?私はこうした言い回しって大好きなんですよ。
外国文学のなにが好きって、こうした台詞にある、ユーモアともウィットともつかない人間味のある、チャーミングな感じのものに触れるとたまらなくうれしくなるんです。
喋り方って、それは生きざまでもあるでしょ?ふだん思ってるだけの事がやっと言葉になるんだとしたら、こういう台詞が言えるって人の生活ってのは、豊かなんだと思う。
「赤毛のアン」にしたって、その台詞回しの素敵さにやられますもん。大好き。特にマシュー。マシュー、いいよなあ。