「現在のパソコンの基本となる技術を生み出したアラン・ケイ氏は、今のパソコンの基本ソフトやブラウザを本来の力の『1%も活用できてない。悪い業界標準で過去20年の悲劇』」
(日経産業新聞2001年一月一日)(ユビキタス・コンピュータ革命 坂村健・より抜粋)
コンピュータの言語ってホントはもっと早くて、もっと論理的に優れてて、なのに結局それを使う人間に合わせてくれるために、本来持つスピードや特性を犠牲にしてまで人間にあわせてるらしいのね。
それはコンピュータ言語ってヤツもそうらしくって、「早い!すごい!」よりも「人に使いやすい・分かりやすい」ものが広く流布するんだって。
だからきっとアランさんの言うのは本当なんだろうなと思う。
ブラウザとかOSなんてのよりも本来コンピュータの実力を発揮できる言語で使ってさえいれば、パソコンってのは本当はもっとすごいんだろうな。
本当はもっとすごいものを、「人にあわせる」ってことですごくしないで使う時に、ふむ、これはコンピュータに失礼なのか、それとも人本来の方にあわせろよ!と憤るべきなのか、なんというか、もったいない話です。
とはいえ、セキュリティホール連発の某OSをノーノーと販売し、パッチだらけにさせておきながら「自己防衛」とか言ってるよーな商品で巨万の富を稼いでる某アメリカンはどっかで痛い目にあって欲しいものです。