●「事実について話すことと、その事実が好きかどうかというのでは [2003年07月15日(火)] | アメブロなpandaheavenブログ

アメブロなpandaheavenブログ

最近漫画の先生始めました。
好評です☆

写真を撮ったり映画を見たり。でもやっぱり普通が一番!
みんなも無理しないでね!

たいへんな違いなんだ」とムーミンパパはいう。

(ムーミンパパの思い出、より抜粋)

 

ほんとうのことがなにか?だなんて軽々にぼくらは生活の中で言ってないだろうか。

 

「真実はなに?」

「本当のことを教えて!!」

 

それを探究する人間は貴い。それを人にぶつけるのもたやすい。でもなんだかね、それだけじゃね。

本音ばかりじゃ、どうもね。

 

ほんとうのことがなにか、と分かってどうだというのだろう。喜んだり、がっかりすることは確かに自分のしてた「期待」を満足させるんだけど、それで済んでいいのかな、って思うのです。

 

そうした時、ムーミンパパの言葉の含蓄はうれしい言い回しに思えたのです。ああ、いい言葉を言ってるなって思えたのです。ムーミンの原作の本の言葉がつむぎ出す、一種「魔法」のような言葉の鍛練に、読者はたくさんの「心当たり」に風を通すんですね。

 

豊かなものに触れなくちゃ。こちらから。探して。近付かなくちゃ。眼を開け。耳をすませ。

気持ちを大きく使おう。

 

 

昔の日本でのアニメ化失敗でヤンソンさんすっげー怒ってたことを思い返せば、いくらかほっとする話です。