ココネはアルファさんにそう語りかけてた。芝生の上で心地よいアルファさんは知るともなしに、当たり前に「・・・・知ってるよ」って言って寝てしまう(ヨコハマ買い出し紀行9巻より引用)
空気をとらえる作品というのが芝居にも音楽にも映画にもまんがにもあってさ、ふいにそこが恋しくなって、ただただ恋しくなって、寄ると、おなかの底からポカポカとあたたかくなれるものを「いつも」知っているのはいいことです。
ココネのアルファさんへの憧れ方も素敵だし、アルファさんの視線の高さも奥行きもたっぷりとしてて、ここちよい。なにより、この作者の描く脇役達の豊かさや、愛情が放っておけない類いのものばかりなのだ。他人事で済ませやしない。うれしく「うわ!」って悲鳴をあげて、
毎日読んでる「ヨコハマ買い出し紀行」。