なにかに便乗して過ごすことを選択すれば、便乗したものと一蓮托生になるので、栄枯盛衰は自分の意志以外の者に身を託したことになります。
衰退もまた真なりで、一過性の成長にアヤカれるとともに、凋落も請け負うことになります。
この負の側面をどれだけ真っ向から直視してたかが、その後を左右するものです。
負ける際に教訓は得るものです。負けながら手にするものは、体験として胸中に刻まれます。
記事の本屋さんのオーナーの価格に対するポリシーが凛としていて、書店員さんに信頼を寄せる上でのリスクも背負ってて、書店員さんもそれに呼応してるのがわかります。
私もかつて本屋さんのアルバイトをしてましたので、その日々の返品の状態化は鮮烈に覚えています。とても多いのです。戻せるからって言う妙な安堵が、もしかしたら本屋さんの側に妙な安心ともども慢心を根付かせたかも知れないです。
勝ち負けは結果ですから、そこに強く拘泥されてるだけでは、人生は的確な判断を損なうことです。大事ではありますけどね、そこが全てじゃないんです。因果律で起こるだけのことですから。
返品率が下がるとは、本屋さんにとって誠に威力のあることです。
この到達に称賛を贈りたいです。