●敵なら自分で守れるが友の裏切りは神に防いでもらうしかない(イタリアの言葉らしい)けなしにかかってくる相手には身構えてもほめてくる相手にはなかなか構えきれない。 案外あっさり相手の思うつぼになる。 年齢を重ねてきて、ほめてくる人の真意を確かめたくなる自分が時々いやんなる。 「自分で心許したと決めた相手」に自分の心の裏側から傷つけられるような感触を一度でも味わってしまうと、臆病になる。それ以後は「心許していいのか」からがスタートラインになるという苦痛が伴う。