(これは5年以上前のエッセイです)
人生で弱りに弱り切っていたときってのが今まで何度かある。
手の打ち様が分からず、相談のしようないことで袋小路に入り、もたもたして、なんにもわかんなくなって、不安で、かっこわるいときがね。
あるのよ、なんども。
そういう時、いつも「ラジオ」で救われることがあった。
日々テレビやネットで入ってくる「にぎやかで大量で何の役にもたたない」情報がうるさくって、不可解で、不機嫌で、不快なときに、そういうものたちとつながってないものをさがしてあてたくて、沈黙のさなかでラジオをさまよいました。
今回は沖縄のラジオにそれを見つけました。
RBCiラジオの「ラジオバー南国の夜」って番組でした。
https://www.rbc.co.jp/radio_program/nangoku/
私はしょげきっていて、弱っていて、世の中のなにともつながりたくない心持ちのさなかでしたが、このラジオはあんまり世の中のナニガシカと関係なく身勝手に溌剌してて、ふたりのパーソナリティの「各々の理由」だけで楽しそうな番組になってて、本当に嬉しくなりました。
いい番組なのは、各人拝聴いただくとして、こういう「あんまり世の中とリンクしきっていない位置」でわちゃわちゃ過ごすという面白さの素敵っぷりが私の心を激しくヒットしました。そーゆー無責任な人でありたいな、と思ったのさー。
それだけです。
それだけがさー、すげーうれしかったのさー。
って、エッセイに打ちたかったのさ。
