部分として、正確で妥当な見識を発揮してる神田さんが、まともすぎちゃって正鵠射すぎちゃってて、そのバランスを失ってる感がどーにも共感しちゃいましてね、なんだか他人事じゃないぞ君ィ!と特集したんです。
バラエティだから、なる「お約束の地」にずんと立ってるからやり玉に上げては盛り上がる手法の発揮のさなか、マジックを演者の真横でネタバラシと仕組みの解説してるみたいな混濁が、正直ですもん。可笑しくって。
正しいもの斜めからずれてみやることで、怒りそうなことすらも笑いにしつらえなおせる名人みたいな・・・そうね、神田さんのやたら腕のいい背広の仕立て屋(テーラー)みたいな仕事っぷりが、なんせ仇になってる。手際もさっそうと、的確で正確無比なのに、ストレスフルで苦しめられてる。
なぜ・いま・ここ?がわ〜っと一斉に混じり合ってる場は、やっぱり面白くなっちゃいますよね。
こうした始末の悪さやあがきの見物は、野次馬根性を刺激してくれるからすごくいいんだけど、おかわりはいらないって寸法よね。ただまあ、自分だけが笑って済ますにはやや惜しい稀さをおぼえたので、こうして音楽パートをそんなのばっかりで埋めちまいました。
ああ、楽しい!