世界にいまゴリ推したがる自称大国がある。わがままを言い出し、ぶんどることをいとわない姿勢は醜く矮小です。そのくせ他所の国に難癖つけてきます。自分の所作はさておいて、平気な顔つきで複数の箇所にケチをつけて回ります。
やれ内政干渉だの、手を引けだの、伝わってくる感情の大部分が「欲深さ」ばかりで、正直味方になれる気がおきもしません。
要望を通すにもいくらかの理がなくては、相手だって応じようがないものです。そこを欲深さ丸出しで迫るというのは慇懃無礼（いんぎんぶれい）で下賤（げせん）です。
欲深さ、はなにせ周囲に賛同を得るものではないのです。喫緊でもないはずのことを、欲望に任せて通そうとするのは、品位が劣り、支持が得られなくなっていく様になります。