くたくたのとき | アメブロなpandaheavenブログ

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最近漫画の先生始めました。
好評です☆

写真を撮ったり映画を見たり。でもやっぱり普通が一番!
みんなも無理しないでね!

(いつかの21世紀初頭のエッセイです)

 

同じところに人は戻ると思う。私はアニメや音楽で、常に同じ作品に戻っていく。「なんでいつもコレなんだろう?」とか思いながら、つまり、「理由」らしい「理由」がうまくつかめないまま、するりと戻る作品である。今回のエッセイはそれを列挙してみることにする。

  • Niea_7(ニアアンダーセブン)(アニメ)

 

 

貧乏学生まゆこと居候宇宙人ニアの古い銭湯を舞台に、かなりゆうちょうなムードでのほほんのほほんと進む物語。
アニメ史上1、2を争う「貧乏」な女の子の恥ずかしそうで、派手さが苦手で、迷ってる感じがなんとも素敵。
地味な人間達の地味な思いやりの柔らかさが大好き。合コンに誘われても気の進まない感じとか、サイフの中身を気にしてる感じがなんだかとっても「やっぱりそうよな」って同感してしまう。

特にまゆこが「お話作りが好きだった」エピソードの回想のあたりが心にしみる。サントラもヌケた感じでいいッスよ。

  • 君と僕(東京スカパラダイスオーケストラ・スカパラ登場)

 

口笛とアコーディオンだけのインスト。このメロディラインを聞いてると、まわりのいろんな問題を「放って」おける。気持ちが自分に向いて、ほっとする。

  • エディ・リーダー(歌手)

 

 

もとフェアーグランドアトラクションのボーカル。某FM番組で「That's Fair」という曲を聴いてすっかり心をとられた。
ゆっくりとして、焦ってなくて、周りなんかみてない感じがベリーグー(死語?)。

  • アライツ・エタ・マイデル(デュオ)

 

 

 

アコーディオンとタンバリンを武器に、高速演奏とゆかいなスキャットがカッコイイ上に、キュートな声色が素敵。なにより、「楽しそう」な気持ちが伝播してくるのがたまらない。

  • トライガン(アニメ)

 

 

ただ見流すだけで、作品のもつスピード、スタンスがこっちの気持ちにするする流れ込んできて、姿勢がシャンとする。次回予告のモノローグの言葉が毎回含蓄深くてうれしくなる。

  • フルーツバスケット(アニメ)
  • ぼくの地球を守って(アニメ)

 

 

 

やさしい言葉がたっぷりでてくる作品。アニメも漫画も素敵。少女マンガでしょ?とか早々にカテゴリーしてしまうには、あまりにたっぷりとした深みがある。

  • パット・メセニー(ジャズ)

 

 

 

「ラスト・トレイン・ホーム」「ザ・サーチ」「イン・ハー・ファミリー」など、人の別れや慈しみをものすごく大きなスケールの詩で歌い上げるような印象を持つジャズ。「ファルコン&スノーマン」という映画サントラのテーマチューンがあるんだけれど、賛美歌のような美しさが高らかに、純粋に伸び上がってて、ものすごく気持ちいい。

 

 

 

  • プリシラ(映画)

 

 

女装趣味のゲイたちが、バスに乗って巡業するオーストラリアのモノスゲー楽しい映画。苦境にあるはずの登場人物三人の、現実からされる仕打ちに対する「姿勢」がとてもきちんとしてて、その上「楽しんでやるんだから!」という一見強がりのような、それでいてホントに楽しそうに向かえる態度の良さが秀逸!
誰彼にどーのこーのされてガッカリ!ってことは世の中にたくさんあるけれど、この映画は「いろいろされたにしろ、大事なのはそれに対する態度の方だよ」って言ってもらってる感じがとても好きなのだ。

  • リトルダンサー(映画)
  • フルモンティ(映画)
  • コミットメンツ(映画)
  • トレンスポッティング(映画)
  • 恋はハッケヨイ(映画)

 

 

 

 

 

 

この5つに共通する項目がふたつある。イギリス映画であることと、
主人公はしみったれてる、ってことだ。そのくせ、作品の最後には必ずしもハッピーエンドなんかじゃないものもあるけれど、気持ちに「おさまり」をつけてくれる作品達。
社会からそれとなく「ドロップアウト」を余儀なくされる主人公たちが、あまり冴えたやり方ではないにしても、立ち向かおうとのそのそと歩き出す気持ちが素敵な作品たち。

  • Old Time Southside Street Dance(AEC)

 

 

気が狂いそうに頭の中をひっちゃかめっちゃかにしたいとき、アート・アンサンブル・オブ・シカゴ(AEC)のこの曲はズバンとめちゃくちゃにしてくれる。知ってる限りの音楽ではクラッシックの早弾きか、この曲のスピードがサイコーではなかろーかと思ってる。ヘッドフォンで最大ヴォリュームで脳天直撃100メガショックを受けると、かなり「スッ」とする。

  • バタアシ金魚・お茶の間(まんが)

 

 

 

 

このまんが読んで走り出さないでいることは不可能だ。まず心がダッシュする。アドレナリンが充満しまくったら、今度は走れ。


などなどと、これまでエッセイに出してきた各々の作品、アーティストは間違いなく素敵なんだけど、ここに箇条書きした作品も、やっぱりワタシの「湧くちから」には間違いなくやはり黙ってられなくて、出してしまった。

かえって、こうした小粒な作品の方が、こっちの性格にすんなりいろんなものを放り込んでくれている感じがするし、これらの作品はもっと評価されていいと思う。もっともっと評価されていいと思う。だってすごいんだもん。ホントにスゴイ。