猫の恩返しをみました | アメブロなpandaheavenブログ

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最近漫画の先生始めました。
好評です☆

写真を撮ったり映画を見たり。でもやっぱり普通が一番!
みんなも無理しないでね!

(いつかの21世紀初頭のエッセイです)

 

コーヒーメーカーで例によって5杯分を作り置くつもりで、たっぷりとブレンドして、さぁ、飲もう!ってところで、メーカーからガラスびんを外してみると「スポーン!」とガラス部分が抜けて、コーヒーごと流しに散らばってしまいました。

一瞬ひるんで「うわぁ」とつぶやいてから、コーヒーをあきらめ、映画を見に行くことにしました。丁度「猫の恩返し」が劇場で封切りだったので、エイヤッ!と行くことにしました。

ついでのついでに割れたコーヒーメーカー用のガラス部分を散策してみましたが、意外にないんですよね、コーヒーメーカーにぴったり合うサイズのガラス部分ってないんですよ。そのくせコーヒーメーカーそのものが1,000円以下だったりするんですよ、今。
でも意固地な性格なので、ガラス部分をメーカーに注文することにしました。愛着のあるコーヒーメーカーなのです。

映画と言うものは、意外に封切りの日がすいてるんです。東京とか都市圏にいますと、そうもいえませんが、地方では「混んでるから、や!」って人がいるのかどうか、まぁすいてる訳です。
案の定、映画館にいってみますと、すんなりすぐ次の回にみれますよ、と受付のお姉さんは言います。「混んでますか?」と聞きますと「それほどでも」って言ってたのは本当でした。

予告はすっかり「子供」「動物」「女性」なるCMの3大モチーフふんだんのアメリカ子供向けアニメでしたので、館内の照明がついたままでしたが、全然気になりませんでした。

さ、「ギブリーズ」です。
子供が夏休みに入ってわんさかといましたが、子供には良く分からない様子のささやきが館内のそこいらでコソコソ喋ってました。
隣に座ってたお母さんは「眠いわ」と言ってました。その横でその女のお子さんが「恩返しの方は面白い?」とお母さんに聞いてました。「きっとね」とお母さんは答えてました。

わたしがこの映画を楽しみにしてたのは、ある期待がありました。
ジブリ作品ですが、宮崎駿監督作品ではないので、きっとテーマ性は薄いだろうなと予感できますし、「耳をすませば」の続きみたいな感じから、軽い作品に触れられるような気がしたのです。

わたしはふんわりした軽さのある作品がみたかったのです。
したらば、この「猫の恩返し」という作品は軽かったです。
主人公のハルって子の足の軽さや考え方のポジティブさがたいそう心地よかったです。

帰路、車内でつじあやのでもCDがあったらよかったのですが、まぁ映画の雰囲気を壊さないCDを・・・・と思って探すと「コメットさん」のサントラが出てきました。きいてみますと、なるほど、いくつかの気持ちがコメットさんと重なるなぁと思えてきました。

 

 

映画を見に行く時は「理づくめの正解」じゃなくって、「正解じゃないかもしんないケド、ここちいい」ものに当たるとうれしくなります。
「猫の恩返し」という作品は「千と千尋の神隠し」ほどのロングランをしないでしょうが、夏にはぴったりだと思います。涼しいです。気持ちが涼しいです。ケロリとしています。すんなりしています。

人が生活をしてるとケロリともすんなりともしてないものなので、こうした作品が映画館で流れてるのはいいことです。「感動させろー」とか「はげませー」な人にはチトものたりないでしょうが、そうそう毎年感動しなくたっていーんです。

ツッと立って、スッと進み歩む、ってところまでを見せてるだけで、この映画はいいなぁ、と感じました。物語とも、テーマとも言わず、この作品は「姿勢」ですな、と思いました。一般的には「佳作」扱いされちゃうでしょうけど、作品でこうした軽さをみせるのって、難しいですよ。んで、やっぱりうまいです。涼しい映画ですから、灼熱の日中に映画館にGO!

 

今にして思うんですが、なんで「ギブリーズ」なんて見せられなくちゃならなかったんだろう・・