香川出身の友人は、夏の暑さを形容するに「鼻からもあつあつのうどんを押し込まれるようだ」といい、ほう、詩人ね!と感嘆した記憶がございます。「うだる暑さ」ってそんな感じがします。
私はここ2〜3年前までは少々神経をヤラれておりまして、暑さに極端に弱かったのです。例えば、車に乗ってて、エアコンばんばんに利いてても、一旦見てる景色上で「動けない」渋滞などにはまると、とたんに胸がギュウゥと締め付けられるようになって、息が過呼吸気味になり、どうとでも車を止めて逃げ出したくなる症状に苛まれる事がありました。
街の中で、高架のバイパス上で、渋滞などにはまると、涼しい車内に居ても「熱中症」みたいに、もだえ、苦しむ有様でした。「死んでしまう」という恐怖からもう自力での復帰が困難なほどでした。
日中の運転で500m程度の移動が「日差し」で照らされてると、「恐怖」に映ったりもしたのです。体というより、気持ちの調子の話ですよね。
暑さにまみれた時は、背中、内股、首を冷やすのが有効でした。昨今では「手のひら」に冷たいものを握らせておくと、体全体への冷却措置がうまく巡る感じがします。実際の暑さもそうですが、昂(たかぶ)り始めると、とめどなく気持ちが負け越していく体調が、我が事ながら、手が打てなかったのです。神経って自分自身が暗示にかけても従うんですよ。不思議。
夏本番は今からですね。どちら様もご無理なきよう、お過ごしください!