ドミンゴ氏が基地でパンダを抱っこ 童心に返り、うとうとパンダと記念撮影
9月21日、世界3大テノール歌手の1人、プラシド・ドミンゴ氏が、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地を訪れました。
 無邪気で可愛らしいパンダ達の姿を見て、すっかり童心に返ったドミンゴ氏は、 “ 大きないたずらっ子 ” へと変貌し、子パンダを抱っこしたり、写真撮影をしたり、子供達をあやしたりするなど、非常に楽しんでいるご様子でした。
子パンダを抱っこ、巨匠もちょっと緊張気味
 ベージュ色の麻の背広、薄紫色のストライプ模様のシャツに、黒ぶち眼鏡という上品な出で立ちで現れたドミンゴ氏。ですが、決して大事なお客様に会いに行くためのお洒落ではありません。成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地のパンダ達に会いに行くためだったのです。
 9月21日午後3時30分、ドミンゴ氏、アメリカ・メトロポリタン歌劇場のトップソプラノ歌手、ビルビニア・トーラ氏、並びにオペラコンサートのお客様ら御一行が基地を訪れました。
 パンダと触れ合う前に、ドミンゴ氏は、青いエプロンと透明の手袋を身につけなければなりません。後もう少しで、思い焦がれたパンダに対面できることがわかると、ドミンゴ氏は興奮して辺りをきょろきょろ見回し始め、その様子はまるで小さな子供のようでした。また、自分のエプロン姿を見て、「お医者さんみたいだね。」と冗談を言って、周りの人たちを笑わせていました。そして、いよいよ、1歳のパンダ「大毛」が飼育員に抱きかかえられながら登場し、ドミンゴ氏の膝上に置かれました。
 「パンダを抱っこするのは初めてだよ。本当に貴重な体験だ。まるで孫を抱いているみたいだよ。ははは。パンダの毛は思ったより硬いんだね。ちょっとチクチクするよ。でも、やっぱりすごく可愛いね。本当に楽しいよ。」と、興奮冷めやらぬ様子でした。
 「Thank you very much.」 ドミンゴ氏は、基地の従業員に感謝の言葉を述べ、車に乗り込む前にも、その場にいた全員に手を振って応えました。巨匠の温かな笑顔に、その場にいた1人1人が魅了されたことでしょう。
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