ああ

どうしてだろう

体が動かせない

否、動かさない

そもそも動こうとしていないのだ

体が意思に反しているのだ

否、意思が動こうとしないのだ

私は動かないのだ

理想と現実は違う

わかっている

否、わからない

私という存在が

そこにある存在が

何をもって存るのか

何がそれを動かしているのか

わかっているようでわからない

動く時は動くし

動かない時は動かない

本能とでも言うのだろうか

面白い

なんとなく

感覚で

決めてしまう

たった数日

否、数分の思考で

その何十万倍の時間が

その四半ほどの経験で

否、その一半ほどの記憶で

決まってしまうのである


人生とは何なのだろうか


生きるとは何なのだろうか


考えるって何なんだろう


始まった時から始まっている

何十億から一つへ

否、無限から一つへ

その一つからさらに細かくなってゆく

元から決まっている

そうなのかもしれない

わかっているなら私は

否、わからない

今私はここに存る

ただの電気信号により動く人形だろうが

人形の意志で動けない人形だろうが

存る

そこに在る

ただそれだけでいい

今ここに或る人に

否、この世界に

存ることを許され

在る

その許された時間が

少なかろうが多かろうが

有る

それだけでいい

今これを書いている私が

存り

ここに

在る

この或るものに

有することを

再確認し

私は終わってゆく


否、また始まればいい

終わりの前には始まりが存在し

始まりの前に終わりが存在してもいい

それは一度でなくともいい

何回あってもいい

強くてニューゲーム

なんと素晴らしいことだろう