誰しも、自分の子供を曲がった人間に育てたいとは思わないはず。
でも世の中には根性がねじ曲がってしまった大人はたくさんいます。
それはなぜかというと、曲がった人間が人間を育てると曲がってしまうからです。
曲がり方は人それぞれで、度合いも人それぞれ。
それがいわゆる個性であるとも言えますが、
最終的な着地点が、世間の常識とかけ離れてしまうと、
人を傷つける人間、人に迷惑をかける人間になってしまいます。
自分の考えを人に押し付ける。
それは多かれ少なかれ、誰しもがやりがちなことでして、
子育てという範囲の中では、親は自分の理想を子供に押し付けるというのは
よくある話です。
うまくいかないと、感情的に怒る、攻める、どうしてできないのか嘆き、
イライラするのです。
自分が子供の頃、母親のイメージは、「いつもイライラしている」
「言うことを聞いてくれない」「なんでか知らないけど怒ってる」
「テストの点数がいい時だけ褒めてくれる」
そんな感じでした。
あんな風になりたくない、暖かくて優しい母親になりたい、そう思ってはいるのですが、
ふと気づくと、イライラして、子供に怒鳴って、嫌だった自分の母親にそっくりになっていたりするのです。
いくら悩んでも、一生オムツの子供はいない、一生ひらがなが書けない子供もいない、
勉強ができなくても、やりたいことを見つけて立派な社会人になることもできる、
怪我しても、しばらくすれば治る、汚れても、掃除すればいい、
散らかっても、片付ければいい、喧嘩しても、謝ればいい。
そうは言ってもですね、毎日の子育ては大変ですよね。
たまに家出したくなります。
子供たちに嫌われると、「なんで〜〜〜!!!
と泣きたくもなります。
2〜3歳は、本当に厄介です。
その時期をようやく乗り越えたうちの4歳。
でもやっぱりまだ大変。まだ我慢することができないらしく、
特に空腹を我慢できない。
これはしょうがないことで、5〜6歳になれば徐々に我慢ができるようになります。
感情の爆発。これもまた大変。
あれやりたいこれやりたい、自分でやりたい、僕もやりたい、
その意欲ってすごくないですか?
それを、危ないからダメ!できないからダメ!と言ってしまうと、
意欲の蕾が一つしぼんでしまいます。
時間がなくなってきたので、後編に続く・・・