シロッコは、俺が囮になるだけの実力があるから、使ってくれたんだろ?ありがたいと思うだけさ。」(ジェリド・メサ)


月の大都市フォン・ブラウンはかつて1968年にアームストロング船長が人類で初めて月面に降り立った地に造られた都市です。

一年戦争時には中立都市して独立していました。ここにはアナハイム・エレクトロニクス社の工場があります。

地球、コロニー両方へアクセスが容易な地政学的にも重要な拠点です。


ティターンズのアポロ作戦はこのフォン・ブラウン市を武力制圧する作戦で、エゥーゴの拠点があるグラナダからはラーディッシュが出撃。

ただしエゥーゴ上層部も混乱しているようで、ウォン・リーはシャアに地球連邦議会に出席予定のブレックス准将の護衛を優先するように命じます。

ただティターンズの侵攻はすでに始まってるので、ここで外れるわけもいかず、ウォン・リーを

攻撃されてからでは遅過ぎます。戦争などは、所詮はその前後の戦術の優劣によって決します。我々の判断の正しさに自信を持ちましょう。

と説得し、そのままフォン・ブラウンに向かいます。

ブレックス准将も、この作戦中に真の敵の顔を見ておけ、とシャアに伝えているそうです。


アーガマではカミーユは部屋を大掃除中。ま、今やるべき事ではないので、エマが嗜めますが、そんなエマを手伝わせてます(笑)。

カミーユは自分が殺してしまったパイロット達の事を考え祈りを捧げるようになっていて、少し成長していますね。

ただ、そういう事を正面から捉えられるようになった分、ストレスも増えていると思いますが。


エマはカミーユのトーレスへのホンコン土産(笑)を奪いつつ去っていきます。エマから手渡された時のトーレスのバツの悪そうな顔(笑)。


ドゴス・ギアではシロッコ達がブリーフィング中。シロッコはサラを持ち上げる一方、シドレの死について、ジェリドを当てこすります。こういうイヤらしい所のあるシロッコです。マウアーの心配は募ります。


アレキサンドリアのジャマイカン少佐的にはシロッコを盾にして本作戦を遂行するつもりのようで、悪い顔してます(笑)。


ティターンズ艦隊がまっすぐフォン・ブラウンに近づくので、ラーディッシュからはまずシャアの百式発進。


アポロ作戦スタート。威嚇射撃と共に、アレキサンドリアなどからはMS隊発進。

アーガマからも迎撃のため、MSから順次発進。

戦意過多になっているファがレコアを押しのけ、メタスで発進。

ん?この子はなんでこんな事してるのかな?

いくらカミーユとの中が拗れていたとしても、戦闘にでる=人殺しになるですよ。

前回も足手纏いだったし、こまったもんです。

ラーディッシュからアーガマに移動していたカツも勝手に出撃しようとしましたが、こちらはカミーユに捕まりました。カミーユ、ナイス。


ティターンズ艦隊からはMS隊が発進されていますが、シロッコのドゴス・ギアのMS隊は待機させられてます。

マウアーは早くもシロッコの意図に気付いてますね。


シャアもあんまり使えないネモ隊に足を引っ張られつつも、敵旗艦の妙な動きに気づきます。

シロッコを何食わぬ顔で、対MS戦のための対空砲火を増やすよう指示。

カミーユもドゴス・ギアが、味方のMSに当たるかもな対空砲火を増やすことに関して違和感を感じます。とりま、敵艦の撃滅に向かいますが、ファの危機を感じ取ってしまい、そちらの援護に。


ファは無駄に戦意過多、自信過多になっていて、カミーユに嗜められます。


シロッコは十分フォン・ブラウンに近づいた所で、自艦のMS隊を発進。エゥーゴとの戦闘をアレキサンドリアや他の艦に任せて、ドゴス・ギア単艦でフォン・ブラウンを抑えるつもり。


シャアも艦隊行動を取らないドゴス・ギアのこの動きには驚いています。


ジェリドは

時代は変わったんだ!オールドタイプは失せろ!

と言いながらフォン・ブラウンの守備隊を撃破しますが、そこにシャアとカミーユが現れ、2機を相手にすることになり、ピンチに。


しかし、それを知ったシロッコは

「ジェリドがあの2機を引きつけてくれているのは非常にありがたい。よくやってくれる。」

とジェリドすら囮として、ドゴス・ギアでのフォン・ブラウン制圧を急ぎます。

マウアーにとっては許せるわけもなく、ジェリドの援護に出撃。シロッコはそこまで読んでいて、マウアーの好きにさせます。


ブライトやジャマイカンもシロッコの思惑に気づきます。

シロッコを盾にしようとしていたジャマイカンからすれば、自分が盾に使われるなんて思ってないでしょうね。


シャア、カミーユ、ジェリドは迫り来る不快感として、シロッコのフォン・ブラウンへの降下を感じとります。

ってか、ジェリドも感じ取れたんですね。あんまりNTって感じしないですけどね。それともシロッコの悪意自体が巨大で非NTのジェリドですら感じ取れるレベルの不快感だったってことかな?

自分を当て馬にしてるんだし。


カミーユを討ちに来たジェリドを狙うシャアの百式の右腕を吹き飛ばすマウアーのガブスレイ。

自身の撃破と引き換えにしてでもカミーユを討とうするジェリドの攻撃を遮ってまで彼を救うマウアー、健気です。

そして、シロッコがジェリドを囮に使って事を告げますが、当のジェリド本人は

それが作戦だ!

と動じません。

彼もシロッコの元で確かに成長はしてるんです。


ついにドゴス・ギアがフォン・ブラウンを制圧。

エゥーゴのMS隊は撤収。グラナダに援軍要請しないと厳しくなります。


フォン・ブラウンに入ったティターンズ艦隊。

負傷したジェリドは搬送されますが、心配するマウアーにかけた言葉が上。やっぱ大きく成長してます。


盾にされて怒り狂っているのはジャマイカンで、シロッコに会うなり、平手打ち。

しおらしく謝罪して、フォン・ブラウンの管理をジャマイカンに移譲し、穏便に済ました後、

決められた役割を演ずるというのは難しいものだな

とちっとも懲りてない様子(笑)。


アーガマではファが無駄に落ち込んでます。

だったら無理に出なきゃ良いのに(笑)。

レコアやエマに彼女のケアを任せて退散するカミーユで、今回は終了です。