「各艦隊のモビルスーツ射出を中止させるな!大気圏突入を急がせろ!機銃座、味方機を落とさずに弾幕を張れ!全く、手が遅いんだから。

(ブライト・ノア)


シロッコが近くにいた連邦軍アレキサンドリア級ハリオに乗り付け、艦長のテッド・アヤチ少佐に協力を強制するシーンから開始。ティターンズではなく連邦軍所属の彼が頭ごなしにシロッコに指示される謂れはなくて、拒絶しようとしますが、さらに高圧的なシロッコの要請にしたかなく応じる事に。

なんであんな木星帰りの男を大佐は

とぼやくテッド・アヤチ少佐ですが、確かにそうですね。木星帰りの多分スペースノイドであろうシロッコを、大のスペースノイド嫌いのバスクが重用するなんてよく分からないです。


アーガマではファが弁当を配っています。

そこにブライト達が通り掛かります。

ブライトは大佐に昇進し、アーガマの艦長に、ヘンケンは一旦月に戻るとの事。


一年戦争でのブライトの武勲は巨大ですからね(笑)。V作戦の機密機体を素人だらけの状態で運用しつつ、地球に持ち帰り、ほぼ単独戦力で、地球方面軍司令ガルマ・ザビ大佐を討ち取り、ランバ・ラルや黒い三連星のようなジオンを代表するエースパイロットを返り討ちにして、オデッサではマ・クベの撃った水爆ミサイルを無力化し、宇宙に出てからは見事に囮役をこなして、シャアのザンジバルを引き付け、キャメル・パトロール艦隊やコンスコン少将の艦隊をほぼ単独で撃滅し、ソロモンで宇宙攻撃軍司令ドズル・ザビ中将を討ち取り、ア・バオア・クーでは艦は沈みはしましたが、クルーは生き残ってます。

そんな歴戦の英雄が指揮を執る事になったので、エゥーゴの士気は鰻登りです。


ファはブライトが地球に残している家族の事を気にして、その事をカミーユに話しますが、カミーユは両親を亡くしてますからね。間の悪い質問で、カミーユに冷たくされます。ファとしては全く知らない軍艦に来てしまい、何とかできる事をやりながら、唯一頼れるであろうカミーユを頼ると拒絶されてしまったので傷ついてます。


ヘンケンが月に去る前にエマに激励を送る場面。

すでにエマに惚れているヘンケンのちょっとした公私混同(笑)。が、エマも鈍感なのか、ヘンケンの好意にはあんまり気づいてない様子(笑)。

で、そこに間の悪いファが出くわします。

エマはファの表情の暗さからカミーユとの仲を心配しますが、それ自体が不機嫌の元らしく、ファはエマを拒絶。


ハリオではまたシロッコが一悶着(笑)。

自分から協力を要請しときながら、ハリオのMS隊は出すなと指示。

戦場近くまでの「足」が欲しかっただけらしくて、それがハリオのクルーの気持ちを逆撫でします。

まあ、ハリオに並んでるMS、ザクキャノンとかですからね(笑)。確かに旧式だし、集合をかけつつあるエゥーゴの艦隊やMS隊に奇襲をかけるには力不足でしょう。


サイド4に集結したエゥーゴの艦隊はサラミス級6隻、アイリッシュ級2隻、アーガマ1隻の計9隻。

艦隊指揮はブライトで、このシーンだけでもカッコ良いです。


追うティターンズはジェリド達がバリュートのテスト中。大気圏にMSが飛び込むと、摩擦熱で機体が焼滅してしまうので、デッカい風船状のパラシュート開いて減速が必要。

でも、FGで、アムロがガンダム単機単独追加装備なしで大気圏突入してませんでしたっけ?

耐熱フィルムとか冷却装置使って。

あれってガンダムだけの装備なんですかね?

コストが異常に高いとか?

確かに大気圏突入中のRX-78-2も突入以外の他の動作が出来そうもなかったので、どうせ突入以外何にも出来ないならバリュートの方が遥かに安価なのかもですね。

でも、それでも追加装備なしで大気圏突入機能をつけた開発者テム・レイは恐ろしい天才。


カミーユはフライングアーマーというサブフライトシステムを使って大気圏突入予定。バリュートよりも機動性が担保されるみたいです。


ブライトは突入前に地球に残したミライ達妻子のことをシャアに託します。

Ζになってブライトに「家族想い」という属性がつきました。


出撃前にカミーユの部屋にファが来て、両親の事を知らずにごめんと謝ります。

で、カミーユブチ切れ(笑)。

まあ、ほっといて欲しいですよね。

で、ファは自分だって子供だからカミーユを慰められないと言ってますが、いや、構って欲しいのファであってカミーユじゃなくない?1人にしてくれというのがカミーユの望みであって、それとおんなじ事をファもエマに言ってたよね(笑)?


個人的にファというキャラがあんまり好きじゃないのはこう言うややウザめの行動がΖ時代はチラホラ見える所ですね。


地球軌道上に展開したエゥーゴ艦隊からMSが続々と射出され、作戦開始。

あー、このシーン良いですね。

脳汁が溢れます(笑)。


そこに単機で襲いかかるシロッコのメッサーラ。

この人は最期までノーマルスーツなんて着ません(笑)!昔のシャアみたいにカッコいいまんま神掛かった操縦をみせます。

あー、だからノーマルスーツを着るようにシャアの事を「ニュータイプのなりそこない」とかこき下ろすようになったのかな。

ハマーンもノーマルスーツ着ない派ですしね。


落ちろ、蚊トンボ


メッサーラ、マジ強くて、ジムIIだけでなく、サラミス級シチリアとか落とします。


ブライトはさすが。

攻撃を受けている事を知るや否や、上のような的確な指示をバスバス飛ばしていきます。


エマがメッサーラ退治に動きますが、エマのリック・ディアスはMS編隊の軸になる機体なので、動かされると作戦自体に支障が。

なので、アーガマから編隊に戻るよう指示がなんとも飛びますが、エマはそれをガン無視(笑)。


シャアの指示を受けて機動性に優れるカミーユ機(+フライング・アーマー)が援護に。


メッサーラは2機の前でMS形態に変形してみせたりもします。で、エマ機は右腕を切断されます。

いわんこっちゃない。


続いてMk-IIに仕掛けますが、華麗にかわすカミーユに驚くシロッコ。

この辺のBGMは名曲「艦隊戦」。


シャアは納得のいかないエマにアーガマに戻るよう指示。


明らかに違う。あれはアムロでもない。違うタイプだ!

とシロッコにNTを感じるシャア。

シロッコの方も

このプレッシャー。なんだ?!

とシャアを感じます。


さらにティターンズの後続部隊が現れます。

ここでシロッコは撤退。

鮮やかな引き際。


ファは居ても立っても居られなくなってブリッジに。って、ダメでしょ、戦闘中のブリッジに一般人が立ち入ったら。やっぱ、ファ、ウザい。


エマもエマで今度はジャブローのそのまま飛び込む気です。

右腕損傷している機体ではかえって足手纏いなので、ブライトからも艦長命令としての帰艦が指示されますが、無視。

全く、どいつもこいつも。


エマ機を回収するために重力に引かれそうになりながらもギリギリまでアーガマを降下させるブライト。今回は文句なしにカッコいい見せ場が多いです。

シャアも敵機を倒しながらエマ機を強引に説き伏せ、帰艦させます。

やっと回収してもらえたのに、

地球に降りられましたのに

とか言うエマに対して、

なんだと?!あとでブリッジに上がって来い!修正してやる

と激怒するブライト。

怒って当然。


大気圏ギリギリで戦闘していた両軍ですが、次々とバリュートが開いていき、戦闘中断となる機が増えていきます。

そんな中、カミーユを狙うジェリドとカクリコンはバリュートを開かずに攻撃を続行。

開いちゃうと動けなくなっちゃいますから。

それでもやはりフライング・アーマーの方が機動性は上。

ビビりのジェリドは限界を感じてバリュート展開し、離脱。

カクリコンの方が遥かに腰が据わっていて、執拗にカミーユに仕掛けますが、オートマチックでバリュートが開いてしまい、身動きが取れなくなってしまった上、カミーユのフライング・アーマーに近寄り過ぎてしまっていたので、その衝撃波でバリュートが避けてしまい、大気圏で燃え尽きてしまいます。

戦友の死を目撃したジェリドはさらにカミーユを敵視する事になった所で今回は終了です。