「猫の目か、狐目なんかー!!」(ウッソ・エヴィン)

 

本編1話から3話まではガンダムが出ないため、スポンサーの意向が絡んで、

本来4話である本話が第1話として放映されました。

 

いきなり戦闘シーンからスタート。

鹵獲したシャッコーで戦うけど撃破されてしまい、

辛くも脱出ポッドで逃げ延びるところが始め。

 

このシャッコーって機体が、他のベスパのMSと顔が少し違うんですよね。

デルタプラスみたいな感じ。

 

で、敵さんも撃破したシャッコーを持って撤退するのでなんとか命拾い。

状況説明とか何にもなくて、

おじいさん達と戦争孤児っぽい子供達が、なんか軍人と戦ってるなぁしかわからない。

褐色肌の女性パイロット(マーベット)が出てはきますが負傷している模様。

 

話が進むと、近くの街ウーイッグが爆撃を受けたようで、街は壊滅。

話を聞くとおじいさん達はレジスタンスで、

彼らの仲間が秘密工場の場所を隠すために街で目立つ行動をしたのが原因のよう。

で、工場は無事で一行はそちらへ。

 

一方、先ほど戦った敵パイロットも基地で報告。

どうやらサバトとかいう部下がやられたらしい。

神経質そうな副司令をなだめる女基地司令の許可を取り再出撃。

 

工場に着いたおじいさん達は何やらいろんなマシンを搬出準備。

そこへ敵さんのヘリが来て迎撃。

負傷しているマーベットに代わり、初っ端で戦闘していた少年ウッソがコアファイターで出撃。

次々と射出されるハンガーやブーツとドッキングしてヴィクトリーに変形、

敵さんを追っ払うまでのお話。

 

これ、いきなり4話なんてと良く叩かれてますが、とてもうまいことできてるんですよね。

説明台詞を最小限にしながらもある程度状況が読める造りなのはさすがの富野監督。

というかZもF91も序盤は状況説明とかなかったし、

ファーストですら、簡単なナレーションしかなかったので、

ガンダムシリーズってこんなもんなんじゃないかなぁ。

 

敵味方双方ともに予定外の遭遇戦から始まるというのも定番。

 

今見直してもそんなに悪い構成ではないと思います。