私は、
こぱんだを16時間の陣痛の後に生んだのですが、
後半の4時間ほどは看護婦に言われるがままに、
ずっといきみっぱなしでした。
日本で言う、いきみ逃しみたいな事は全然なく、
出産による痛みよりも、
いきむ事への体力消耗により、
私は体力限界でした。
だから、
会陰が裂けた時も、
”ああ、これでこぱんだが出やすくなるのかも・・・・
でも、
縫われるのは嫌だな・・・”
と、思ったものでした。
周りの友人から聞いていたのは、
「縫うのは10~15分位よ」
という情報だったので、
まさか、自分が1時間半も縫われて、
しかも、
縫いきれていなくて傷口が露出したままだっただなんて、
初産の私にどうやって判断がついたでしょうか?
「痛い!
歩けない!」
そう言っても、
誰も相手にしてくれず、
「出産の後はみんなそんな痛みを抱えているものよ」
と、
義理母に言われ、
友人にも言われ、
その言葉を信じた旦那も私の言葉を信じてくれず、
結局、私は出産から2週間も傷口があらわになった状態で、
放置し続けられたんです。
その痛みは尋常じゃありませんでした。
歩くのも、歩幅は10cmずつしか進めず、
慣れない手つきでこぱんだを抱っこすると、
その重みが会陰部にズシッとのしかかり、
”抱っこしたくない!!
何で私、こんなのをこんな痛い思いして生んじゃったんだろう?”
って、
ちっともこぱんだをかわいいとは思えませんでした。
出ない母乳を必死になって抗議しているのか、
乳首を全身をねじって引っ張って、
顔を真っ赤にして怒るこぱんだに、
”この高層階の部屋から投げ落としてやろうか”
と、
何度思ったことか・・・・・(w_-;
彼が全身をバタバタさせて怒るたびに、
その重圧が痛い会陰部に響く。
何もかもが自分の気持ちとは裏腹に進んでいって、
私は完全に「産後うつ」の状態でした。
2週間後にやっと医者に渋々予約を取ってもらい、
診察したら、
その場でほぼ麻酔なしで会陰部を縫われ、
その痛みは出産の痛みよりも激しく、
診察台の上で大泣きしました。
でも、
その帰り道は、縫われた事で以前のような焼けるような痛みがなくなり、
縫った後の引きつった感じはあったけれど、
かなり歩きやすくなっていました。
これから出産される方々には、
こういったミスがない事を祈ります・・・・。
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