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ちょうど今、テレビでインチキ超能力番組をやっているので。
小池朝雄亡き後、ピーター・フォークの吹替えに抜擢されたのが、石田太郎だった。(クラリスうっっ。)
今回、アメリカ人の大々大好きな超能力透視実験から始まるのだが、実験終了後、いきなりインチキをバラしてしまう所がいい。
アメリカ人も、この手のネタがインチキだということは、十分分かっているのだ。
過去の汚れた人生を捨て、インチキ超能力者としてやり直そうとする男、エリオット・ブレイク。
しかし過去を知るダチ、今や超能力バスターとなったマックス・ダイソンと取引をすることになる。
今後のお互いを話し合いに来たブレイクは、マジックで使用するギロチンを調整中のダイソンを、渡りに船とばかりに殺害。
野沢那智の吹替えは絶妙で、神経質で大胆不敵な役どころを実に上手く演じている。
コロンボはネチネチとブレイクに付きまとい、遂にはトリックを暴きだした。そしてダイソン条件での透視実験を、ブレイクの前でやってのける。
本作は、犯罪自体に大した仕掛けはない。テレビを賑わせる、自称超能力者の滑稽ぶりをネタバレ的に扱っているのが面白いだろう。
「科学では解明されていないだけ」という逃げ道を作っておいて、今どき堂々と特番を作ってしまう制作者。
いい加減にしなさいよ。他に観るもんないから見ちゃったけど。ぷっ。