ネタバレが嫌な方は読まないで下さい。
ヤクザにしては好男子の日本人ハンゾーは、格好良いコンペンセイターの付いたベレッタ・アイノックスを使う。センスが良すぎる。しかも、コンバットシューティングをちゃんと習っている刑事の様な構えだ。殴り込みのチョウ・ユンファとは違う。
スペツナズのロシア人はガトリングガンを使用するが、その威力表現は過小評価。あんなもんじゃないだろう。
あと、近接戦闘用のフルオートショットガン、スナイパーライフル、サブマシンガン2丁拳銃、ナイフの使い手。見事な持たせ分け、まさにゲーム感覚ですな。
何故か武器を持たない医者が混じっているが、何故彼が選ばれたのかは最後まで明かされない。
意外なのは、どう考えてもプレデターより強そうなダニー・トレホが早々に退場することだ。
「マチェッテ」を見ればわかるが、トレホはプレデターより絶対強いと断言出来る。
ローレンス・フィッシュバーンはプレデターを2~3人殺しているらしい。しかし、精神的にかなりイっちゃってるらしい。最後は顔見知りと見られるプレデターに吹っ飛ばされる。
さて、プレデターにも種族の違いがあるらしく、地球人におなじみのタイプはまだまだ小さい部類らしい。生け捕りにされたまま吊されてしまった。
早くこの星から脱出したい主人公は、何と彼らの宇宙船を強奪することを計画する。
宇宙船なんか操縦出来ないから、生け捕りのプレデターを解放して、彼に操縦させようと交渉しようという。
「敵の敵は味方」という、「エイリアンVSプレデター」のセリフを繰り返す。
みんなで逃げる途中、日本人ヤクザ・ハンゾーはプレデターと決闘することを選ぶ。
このシーンは、わざわざ用意してくれた様な気がして、ちょっと嬉しい。
彼は立場がヤクザからサムライにすり替わった。
草むらでプレデターと立ち回りなんてチャンバラ好きな私にはたまらない。
もし日本刀を8の字に振り回したら、その時点でアウトだが、この人は剣道の経験があるのではないかと思われる。暫く、壮絶な死闘を堪能。
技が決まった後、プレデターがゆっくりとひざを折って倒れ、ハンゾーも致命傷を負っていてばったりと倒れる。
実に日本映画的な作り方だ。
さて、主人公がプレデターに交渉する様は非常に強引で、実にアメリカ的である。
解放された小プレデターは、「このやろう、なめやがって」とばかり主人公につかみかかるが、大プレデターがやってきたので、戦う羽目になる。
その隙に主人公は宇宙船に向かうが、小プレデターを倒した大プレデターが、リモコンで宇宙船を爆破してしまった。
逃げられなくなっちゃったじゃない。
おまけに、遂に正体を明かした医者は、何と狂気の殺人鬼。
最後に残ったプレデター、主人公、瀕死の女スナイパー、殺人医師。
結局どうなっていくのか?
面白かったよ。楽しめました。
第1作の感想文はこちら。
http://ameblo.jp/pandachio/entry-11256013050.html