4年前、国際線の機内で視聴。
ちょっと否定意見すると、私は「プライベート・ライアン」の様な悲惨描写を売りにした映画は好まない。
あれだけ不必要な残虐描写の戦争映画を作っておきながら、冒険アクションとなると完全に割り切るのがスピルバーグ。
あの核実験の描写は酷くないか? 核兵器の恐ろしさを軽視しているという点で。
鉛の板が入った冷蔵庫に隠れたジョーンズ博士は、冷蔵庫ごと爆風で吹っ飛ばされたのに、除染するだけでピンピンしているんだぜ?
ぐちゃぐちゃに変形した鉛の冷蔵庫の中から、目玉が溶け落ちたジョーンズ博士が発見されるというならわかる。
核の恐怖に関する理解度の浅さは、シュワ氏の「トゥルー・ライズ」でも感じた。完全に甘く見ておる。アメリカとはそういう国なのだ。
この辺りから、「だめだコリャ」という思いが芽を出し始め、
人食いアリの描写も、クライマックスの遺跡崩壊も、ハムナプトラシリーズの焼き直しみたいに感じてしまう。
金を払って見る映画ではない。