こんばんは
勉強をしなくてはならないのですが、つい本棚の整理を始めてしまい、気づいたら文庫本を手にとって読んでいました。
本を読んでいる間は、忘れたいことを忘れられます!(笑)やっぱり読書っていいですね!頭を空っぽにしたいときには最適です
私には弟と妹がいます。遠くに住んでいるのでなかなか会えませんが……
弟も本が好きみたいです。私とは、好みが少し違うんですけどね(笑)よく互いの好きな本を勧めあっています。
妹は私の好きなものをなんでも吸収してくれるので話がめちゃくちゃ合います!(笑)帰省した際には、好きなアイドルのDVDを一緒に鑑賞します( ˘ω˘ )
今回は、そんな弟妹、家族に関連した本です。
こちらは文庫になっていまして、
しかも短編集なのでさらっと読めます。
しかし!!!!
読み終えた後には、
ずしりと重たい何かを、あなた様の心に残してゆくはずです。
5つの短編が収録されていますが、その中でも私がより好きな2編を、ご紹介します。
※更新は二回に分けます(笑)
※そして今回はネタバレ(中)を含みます。
未読の方でネタバレを気にする方はお気をつけください。
※私的ネタバレの強度
(中)物語の核心の一歩手前
(大)物語の核心
◯兄弟姉妹がいる方へー「SEVEN ROOMS」
お姉さんやお兄さん、弟さんや妹さんがいらっしゃる方には、是非是非是非是非読んでいただきたい!!!一人っ子の方も!!!!もちろん!!!!読んでいただきたい!!!!
乙一さんが自ら「『SEVEN ROOMS』は、乙一の、最高傑作。」って言っちゃってます。
これは主人公の男の子と、そのお姉ちゃんの物語です。
あらすじ
いつも喧嘩ばかりの姉弟。2人はある日突然、何もないコンクリート造りの部屋に閉じ込められてしまいます。
部屋には内側からは開けられない扉が1つ。外の様子はまったくわからず、叫んでも扉の下の隙間から反響するだけです。また、部屋には何もない空間を横切るように、小さな子供が通り抜けられるくらいの幅の水路がありました。流れているのは汚い水です。
部屋の謎を探るべく弟くんが意を決して汚水をくぐり抜けると、厚い壁を挟んで、また同じような部屋があることがわかりました。しかも自分たちと同じように、女性が1人閉じ込められていたのです。
水路を行き来するうちに、部屋が全部で7つあることが判明しました。そしてそのうちの5部屋に女性が1人ずつ監禁されています。
女性たちは、弟くんが水の中から現れると、初めこそ驚いていましたが、他に閉じ込められている人間がいることを知って安堵します。
しかし、水路の最も下流に位置する、突き当たりの部屋の女性だけは違いました。頰がこけ、目は窪み、くたびれた様子なのです。
女性は言います。
「毎晩午後6時になると、この溝を死体が流れていく」と。
弟くんの働き、他の部屋の住人たちへの聞き取りから、姉弟は、7つの部屋のからくりに気がついてしまいます。
恐怖や悲しさや愛しさをぎゅっと濃縮したようなお話です。濃すぎて涙が出てきてしまいます。
長女として感じるものがたくさんあります。
あまり親に頼れない家なので余計に
先述のように、私にも弟と妹がいます。弟や妹は、誰よりも大切にしたい存在です。親とも、友人とも違う、特別なものを共有する特別な存在です。私は弟と妹が生まれる前、お腹にいる時からずっと彼らを知っています。母のお腹で育つ過程を見てきましたし、名前を決める瞬間も近くにいました。こう考えると、なんだか不思議な感覚です。
一方で、弟や妹は、誰よりも大切にできない存在でもあります。心を許しているからこそ、カッとなってひどいことを言ってしまいます。
特に、妹にはきつくあたってしまう……。
これは私が妹に甘えているからなんです。妹は思ったことを言葉にするのが苦手で、人にきちんと意見を言えない性質だから、余計にかわいそうです。
「お姉ちゃんは優しいときと優しくないときがあるね」と、昔、妹に言われたことがあります。気が短い姉でごめんね……そういえば昔の方が、ちゃんと思ったことを言っていてくれた気がする。
いろいろあって妹はこうなってしまったのですが、何が起きても私だけは妹を受け止めて、応援できる存在でありたいなって、思います。
この「SEVEN ROOMS」を読むと、より一層、そう思います。
7つの部屋では1日に1回、殺人が行われています。
みんな、閉じ込められて6日目の夜に殺されるのです。
絶対的な殺人の掟のもとで、姉弟、2人が選んだ結末とはーー
読んでほしい乙一ランキング、私の中では堂々の一位です。
薬子
