同僚から勧められた映画「レインマン」

約35年前に作られた映画です。

自閉症の兄を演じるダスティン・ホフマン&

潰されそうな会社を経営している弟を演じているトム・クルーズ。

 

見た感想は感動とはいかなかったですが汗うさぎ汗うさぎ

35年前という事を考えたらすごいなと。

 

まだ発達障害という言葉なんて浸透していない時代に自閉症を題材として扱ったことはとても意義があったと思います。

もちろん、人によって症状は違いますしパニックの度合いも全然違う。

放映後、誤解される面もあっただろうけど、それでも誰かの何らかのきっかけにはなったのではないでしょうか?

 

トムは自閉症の特性も対応の仕方も知らずに兄と過ごすことになりイライラの連続。

ルーティーンやこだわりに怒りながら付き合っていきますが旅の終盤に家族の思い出を話した事がきっかけで兄弟愛がほんのり生まれました。

 

トムの兄に対する感情の変化もありましたが

やはり・・兄の変化が際立つ。

 

病院にいて安心できる世界。ルーティーンも邪魔される事なく過ごせる世界から外の世界へ。訳も分からず連れまわされ怒られ命令され・・

ラスベガスでお金儲けしたり女性とのちょっとした絡みがあったり・・

見るもの食べるものがいつもと違う。ルーティーンも守るの大変な日々。

(数日だったから良かったものの)

 

最終的に一緒に冗談を言いながら笑い合えた所は、兄&弟の言動の変化に

「おーキラキラ」と思いました。

 

一番印象に残ったのは

病院でも旅中でも

質問に対して「分からない・分からない」と連発していた兄が旅から戻り、医者から「弟と暮らすか、病院へ戻るか」の質問に「弟とも居たいけど病院にも帰りたい」と自分の気持ちを主張。

これってものすごい変化ですよね。

この部分が一番印象に残りました。

 

心身共に安全に過ごせる場がある事、外部からの刺激、どちらも大切。また何より愛が大切。

これは特性とか関係なく皆に当てはまる事ですね。

 

・・・ということを感じた時間でした。