これまで個人事業だった

両親の事業を会社組織にする事になった。

事業を拡大したがる名ばかりの社長の実父。

 

 

実父は正真正銘の社長では有るが、

組織化によって使える経費枠が減ったようで自分の

遊ぶ資金繰りができなくなり事業よりも、

遊びの資金繰りに頭を痛める人。

 

 

そもそも実母の計画には、先々娘婿を養子に迎えて

事業を継続する考えが無かった。

娘4人を嫁入りさせたら一人になる計画だったのだろうから

事業を大きくする考えは無かったようだ。

 

 

 

そして時を同じくして

両家の祖父母が亡くなり、

両家共に遺産相続問題でのトラブルも発生していた。

実母の方は実に約10年程時間がかかり、

それによって家庭内も、更に不穏な空気感が漂い続けた。

 

 

実父の方は、兄弟仲は良かったようだが事件が起きていた。

宝石店を経営する長姉が、祖父の家の金庫に残されていた

多額の現金をすべて持出してしまった!!

 

 

 

秘密主義の実父は財産内容に付いては

¨だんまりのまま¨だったが、長姉の件が有り

弁護士を入れて遺産分割協議をしたらしい。

 

 

 

実父が相続した現金は都会で家1軒ほどの額を受け取ったらしいが、

情けない事に、

大きな損失を出していた株の穴埋めに使い残らなかった。

 

 

 

実父と言えば・・・・

誰ににたのか、遊びでは天才級だが、

商才が無い上に見栄っ張りの性分。

 

 

 

それに引き換えると、

大卒では無かった祖父だが、知的で寡黙、すらりと背も高く、

贅沢とか、遊びなどせずに仕事一筋の人生。

一代で会社を興し大成功した人。

 

 

 

祖父とは、似ても似つかない実父というのが

心の底から本当に本当に残念の極みだ。