16世紀頃ドイツやオランダの画家により
油絵の習作や素描の色づけとして描かれていた水彩画。
17世紀頃に英国にもたらされ、18世紀には広く普及し
18世紀後半から19世紀前半に全盛期を迎えます。
この展覧会では
英国マンチェスター大学ウィットワース美術館が誇る
4,500点以上の水彩画と素描のコレクションの中から
約150点が来日しました。
第一章「ピクチャレスクな英国」
ジョン・マーティン 「ワイ渓谷、ウィンドクリフからチェプストウを望む景観」
圧巻でした。ものすごい奥行きです。
第二章「イタリアへのグランド・ツアー」
ジョン・ロバート・カズンズ 「ネミ湖越しにジェンザーノを望む」
とても幻想的な絵でした。色合いが好き。
第三章「旅行:グランド・ツアーを超えて、そして東方へ」
レジナルド・バラット 「日没時のスフィンクス、エジプト」
地球の丸さを感じる作品。エジプトの風景画というのも新鮮。
第四章「ターナー」
J.M.W.ターナー 「ガウバロー・パークからアルズウォーター湖を望む」
色合いがとても綺麗な絵でした。ターナーたくさんあって良かった。
第五章「幻想」
ウィリアム・ブレイク 「日の老いたる者」
これは異彩を放ってましたね-。水彩とは思えない。
第六章「ラファエル前派の画家とラファエル前派主義」
ジョージ・プライス・ボイス 「ヤンワス・ホール、ウェストモーランド」
点描のやわらかく美しい絵。
第七章「ヴィクトリア朝時代の水彩画」
バーバラ・リー・スミス・ボディション 「アイルランド、1846年」
今回観た中でいちばん好き。もう空気感が好き。
第八章「自然」
ヘンリー・ブライト 「迫り来る嵐、ヤーマス海岸、ノーフォーク」
これは茶色の紙にパステルで描かれた作品。光が凄かった。
そんな感じでこれだけの水彩画を一気に観られるのは新鮮で
時間を忘れて見入ってしまいました。
とてもいい展覧会でした。オススメです。
巨匠たちの英国水彩画
in
Bunkamura ザ・ミュージアム 2012.10.20 ~ 2012.12.9