きまぐれぱんだのひとりごと -35ページ目

きまぐれぱんだのひとりごと

何気ない日々の出来事や想いを徒然なるままに・・・
文字を使ってひとりごと

壁をひとつ乗り越えたら、目の前にまた次の壁がたっていた


ちょうど連続とびの飛び箱のように、だんだんと高さを増して・・・


跳べない子供だった私は、ただがむしゃらに突っ込んでいく


泣きながら、何度も何度も突っ込んでいく


いつの間にか背が伸びて、いつの間にか力も強くなって


手をつく場所を知って、飛び箱は上手に跳べるようになったけれど


気がつけば、飛び箱は手をつく場所のない高い壁になっていた


その先の景色を知りたくて、その向こう側に行きたくて


今度は必死に壁に跳びかかる


大人になった私は、便利な道具を探して一気に飛び越えようとする


あと少しのところで、転げ落ちるたび道具の数だけ増えていく


いろいろな道具を試して、背負っていた重い荷物を切り捨てて


ピッケルとロープだけで、一歩一歩壁を乗り越えたけれど


気がつけば、目の前に遠く遥かな地平線がひろがっていた


壁をひとつ乗り越えたら、目の前にまた次の壁がたっていた

いままでずっとそんなことの繰り返しだから


壁のないことに不安になって、見えない壁を作ろうとしている


見えない壁を越えようともがいている


まるで風車と戦うドン=キホーテのように・・・。


障害物は何もないきらきら光る地平線


「人」になった私は、遥か遠くの地平線を目指して長い長い道を歩きだす


差し伸べられたたくさんの手とかけられたたくさんの声


すぐ傍で支えてくれるたくさんの存在(なかま)たち


ありがとう、ありがとう、ありがとう


みんながいてくれたから、私は今ここにいる


それら全てを抱きしめて、今私はここに立っている


必要なのはほんの少し、信じる強さと諦めない勇気


私の行く手を阻むもの・・・それは私の中にある


「どうしたいの?」とたずねたら


「また歩き出そう」と私が言う


「まだ歩き続けたい」と私が言う


あの地平線の向こうに私の目指す場所がある

私はそれを知っている

満たされているのに 悲しくなるのはどうしてだろう


愛されているのに 寂しくなるのはどうしてだろう


幸せなのに 不安になるのはどうしてだろう


この胸の暖かさは確かに本物なのに


苦しいのに 満たされているのはどうしてだろう


寂しいのに 繋がっているのはどうしてだろう


不安でつぶれそうなのに 幸せを感じているのはどうしてだろう


この暗闇も涙も確かに本物なのに


私の中で二つのものは同時に存在している


まるで対をなすように


どこまでいっても堂々回り


答えなんかない


きっと二つのものは同じものなんだろう

見る角度が違うだけで。


私が夢見る光に満ちた理想の世界も


私がもがいている混沌とした現実世界も


私の中の可能性という無限の宇宙も


広い宇宙の小惑星に生きるちっぽけな私も


どこまでいっても矛盾だらけ

答えなんかない


きっとすべては同じものなんだろう


感じ方が違うだけで。

離れたいのに手放したくないもの


表裏一体を同時に欲しがっている


私は何に執着しているんだろう


あれもこれもは持ちきれないというけど


全てを望んだっていいじゃないか


リスクなしでいいとこ取りを欲しがっている


それはエゴなのかな


満足感も幸せも人の数だけ違うから


人と同じじゃなくていい


いいとこ取りを模索している


思い込みも価値観も人の数だけ違うから


自分の世界を創造ったっていい


叶えるために模索している


それでも言い訳しようとする自分の中のエゴと執着


いつか受け入れられるのかな


気にならなくなるのかな


どんなときも全ての人に優しく親切になんて


どんなときも明るく楽しく常にポジティブなんて


慈愛に満ちた聖人君子になろうとは思わない


ただ、バランスのいい人間になりたい


喜びも悲しみも


幸せも苦しみも


満足も迷いや悩みも


愛しさも切なさも


人間だから味わえるすべてを味わって


「生きる」ってことを体感して


バランスのいい人間になりたい