秘密機関 アガサ・クリスティー
アガサ・クリスティーが1922年大正11年に出した第2作、「秘密機関」(the secret adversary)を読んだ。66冊ある長編小説の2冊目。ハヤカワ・ミステリ文庫1982年田村隆一訳幼馴染の男女がロンドンの地下鉄で久々に再会する。第1次世界大戦の復員軍人、トミーと、牧師の娘で、病院に勤めていたタペンスが、トミーが入院して以来久々に再会する。二人とも20代の若さだ。お金儲けをしようと相談していた二人。その会話の中で口にした女性の名前。その女性は沈没する客船の中で、イギリスの極秘文書を託されていた。監禁されるトミー、行方不明になるタペンス。イギリスの情報局員や弁護士、女性のいとこと称するアメリカの若き富豪などなどが登場し、文書の争奪戦が展開される。最後まで飽きさせない。行動的で、スリリングな2人の活躍と恋の行方も楽しみだ。