あの年のドラフト会議は今でも鮮明に憶えている。
Gは進学を表明していたもうひとりのKを単独指名し、
Gと相思相愛だと言われていたKは、Lが指名権を獲得した。
Gなんて昔からそんな球団なんだ。
HだってTだってKだって、みんなそういう仕打ちを受けて
Gに闘志を燃やし、名勝負を見せてくれた。

もしあの時、Gが彼を1位競合指名していたら、
なんて考える時がある。
引き当てたなら、もうひとりのKを2位指名するとか、
外したら、外れ1位でもうひとりのKを強行に見せかけて指名するとか
なにかもっと巧い方法があったんではないか?と思ったりする。
でも結局、そういうことだったんだろうなあ。



野球選手以外の彼のことは知らないので、
個人批判も擁護もしないでおく。
一プロ野球ファンとして
ただただ残念なだけ。