今日はくもりくもり

まだ雪が端の方残ってるんですよ~。

日陰、危険ですね叫び

 

 

年末の大掃除の際、

本棚の整理をしたんですが、読んでいない

本が出てくる出てくる・・・

数年前まで、趣味は読書。と自信を持って

答えていたのに、今は・・・・

だって!!

BTSNETFLIXがラッコに本を

開かせないんですもの!!

韓国がラッコをダメにする・・・

あ、すみません。

全ては自分のせいです。ハイ。

 

で、いい加減手をつけなきゃ、ということで

読み始めた一冊。

「店長がバカすぎて」

 

面白かった~ッ!

 

久々に通勤の電車が軽やかでした。

面白い本読んでいると、移動や休憩

の時間があっという間で充実した気分

を得られます!

う、嬉しい!!

 

こちら、ハルキ文庫

作者 早見 和真

2020年 本屋大賞ノミネート作品

 

だそうです。

早見 和真さん・・・知らないなあ。

と思っていたら、

「ひゃくはち」

の作者さんでした。あ、知ってたんだ・・・

「ひゃくはち」がデビュー作だそうで、

そこから私としたことがノーマークだったので

色々と話題作を生み出しておられます。

 

今回の「店長がバカすぎて」

は書店を舞台にした痛快コメディー&

ミステリーで、本人いわく、初のコメディー

挑戦だそうで・・・

 

お、面白かったです!!!

 

 

舞台は「武蔵野書店 吉祥寺本店」

主人公は28歳契約社員の谷原 京子

 

この谷原さん視点で、物語は進みます。

とにかく店長がバカよばわりされるんですが

(もちろん陰で)この店長が憎めない・・・

それどころか、って感じですが、実際自分の

職場にいてこの人に朝礼されたら、ラッコも

死んだ魚の目で、店長ではなく遥か前の壁

を見据えて時間が過ぎるのを待つことでしょう・・・

 

 

ラッコごとですが、数年前、その時の上司が

すこぶるうざい朝礼をされる方で、

(幸いすぐ異動されたので短い期間でしたが)

そんなキャラじゃないのに突然ハイテンション

で掛け声強要したり、(エイエイオー的な・・・)

質問魔だったので、個人指して答えを求め

たり、朝の10分くらいしかない朝礼で、

何やってんだよ!まず大事な連絡事項言えや!

って全員が思ってて、普通は連絡事項書く

ためにみんなノートを持って、書く準備をして

いるんですがもう、全員それを放棄しダランと

手を下げてる光景…シュールでした。

何を言ったかは忘れましたが、その上司が

また変なこと言ったんでしょうね、

同僚の、顔もめっちゃ可愛い、性格も穏やかで

お馴染みのA子ちゃんが、「はッ・・・死ね…」

とつぶやいたことはここだけの秘密です。

あ、噓です。

ラッコはびっくらこいて

「ええッ!ちょ、A子ちゃん…おもしろい・・・ッ」

って本人に伝え、他の朝礼参加してない

人に漏れなく言いふらし、

新たなA子ちゃんの魅力発見で、

A子ちゃんの株をさらに上げました。(←は?)

 

え~と、何の話ですか?

すみません、店長の朝礼がこの時のラッコ

の経験と少しリンクしたもので・・・

 

はい、感想です。

ラッコに書店員のお友達はいないのですが、

なんかもう、この谷原さんとお友達になった

気分でしたね。

どの仕事も等しく大変だと思うし、労働って

尊い・・・と思うんですが、自分の仕事を淡々

と日々こなしているようで、実は奥底に

なんか得体のしれない焦燥感とか苛立ち

とか「このままでいい・・・いや、このままで

いいわけないッ、あ、でも現状変えるの

めんどくさい。はッ、でもやっぱり変わりたい!

う~ん、でもな~・・・・」

ていう、契約社員谷原さんの日常が

面白くも、胸に刺さってしまい、危うく

泣きそうになりました。

カッコよく、勇ましい妄想とは裏腹に、

思ったことを結局行動に移せず、

カッコ悪い自分に一番辟易している

主人公が愛おしかったです。

 

読み終わるまで、この作者の早見さん、

女性の方だと思い込んでいました。

なので、お名前も「かずまさ」ではなく

「かずま」と呼んでまして・・・

それくらい、なんか、凄く、リアル・・・

全然理想的な女性ではなく、とても身近

に感じる描き方で、男性の作者さんだったとは…

こちらの方が偏見を持っていたと気づかされました。

 

そして、この「店長がバカすぎて」。

普段、本を購入する際、ラッコは自分の

ブックカバーがあるので、「カバー掛けますか?」

と聞かれたらたいていは遠慮しているのですが、

今回、カバーされてました・・・だいぶ前に購入

したので記憶にないのですが、掛けてもらった

んでしょうね。

「店長がバカすぎて」仕様になっていて、

(専用なんですかね)

なんだか、書店、引いては出版業界の

炎を感じることが出来ました。

 

 

文庫の最後に、作者の早見さんと

角川春樹さんの対談がありまして、

その中で、

「映像化するならドラマだな」

と春樹さんがおっしゃっていますので、

ぜひ楽しみにしております!

 

悩むな~、何とか龍平先生、キャストに

ねじ込みたいな~(←)

※龍平先生とは…ラッコの妄想席替えシリーズにおいて

ラッコの担任に抜擢された松田龍平さんのことである。

 

ああ!その際にはラッコも演出に一枚

噛みたいので、どうか誰かラッコを

春樹に推薦してください!(←)

 

・・・はい、最後までお読みいただきありがとう

ございました_(._.)_

今日もハヴァナイスデイです~バレエバレエバレエ

 

ではでは~パーパー