拝啓
どうしてますか?
元気でいますか?
そちらは良いところですか?
もう向こうに着いた頃ですかね?
向こうの人と仲良くやってください。
不自由はしていませんか?
いろいろなものを旅立つときに渡しました。
君が好きなもの、役に立つもの、綺麗な花など。
思い出は残っていますか?
私はまだ君が忘れられません。
君の笑った顔も、声も、仕草も…。
つい昨日まで隣にいたかのように感じます。
こうして手紙を書くのも久しぶりな気がしますね。
君とは長い間一緒にいましたね。
辛いときも楽しいときも…一緒に過ごしましたね。
君を見送ったときの私をどうか許してくださいませんか?
笑って見送るつもりでしたが、涙を流してしまいました。
あんなに涙が出たのは初めてだったと思います。
お恥ずかしい限りですが、筆をとってる今も…涙が止まりません。
…もう一度君に会いたいです。
まだ、私はそちらに行くことはできません。
君と約束しましたからね。
もう少しこちらですべき事をしてから、そちらに向かいたいと思います。
それまでどうか……どうか待っていていただけますか?
我儘を言って申し訳ありません。
それでは、また会う日まで…。
敬具
天国の君へ