幸福とは、大抵の場合、

勤勉の報酬であることが

やっとわかった。


美しいことを頭で考えたり、

心に浮かべたりするだけで

幸福になれると思ったら、

大間違いだ。


それなら「美」を

食べてみるがよい!


幸福の女神は

ちょっとやそっとのことでは

訪れない。


彼女の気に入ろうと思えば、

働くことだ。


自分を顧みないで

人のために尽くすことだ……。


一生懸命に

体を働かせることは、

実に素晴らしい。


もう何も考えなくなる。


私はしばしば、黙々として

長時間作業することがある。


頭に浮かぶのは、ただ仕事を

一心に続けることばかり、


──鍬をふり下ろす、

地面から持ち上げる、

頭の上にふりかざす──

そしてまたふり下ろす。


それでも時折

──大抵の場合、

まだ疲れを知らぬ

午前中だが──

突然、全世界が私の周囲に

パッと開いたような

気持ちになることがある──

その美しさ、その意味を

感じ取っていると、

何とも言えない幸福感が、

しみじみと湧き起こってくる。


真の満足とは

こういう状態を指すのだろう。