英国Warwick MBA留学記 -8ページ目

英国Warwick MBA留学記

2014年9月から2015年9月まで英国Warwick Business SchoolのMBAに留学し、現在はスペインESADE Business Schoolに交換留学中。MBAや海外生活について綴りたいと思います。
ご質問等は(warwick.pandamaster*gmail.com)までお願いします。(*に@を入れて下さい。)

パリのテロ事件により被害にあわれた方々へ心から哀悼の意を表します。

Je tiens à exprimer ma solidarité aux proches des victimes et à tous les français résidant actuellement en France et à l'étranger.

バルセロナは特にテロ事件による影響は見られないのですが、日本人MBA仲間の間ではやはり日本にいる家族に心配されているという話を聞きます。シェンゲン圏と言われるEUの中でも国境での検問を廃止した国々は簡単に行き来することができるので、スペインは別の国だから安全とは言い切れないのは事実です。ISISが犯行声明を発表したという話もありますが、少なくとも状況がはっきりするまではサッカー場、コンサートホール、クラブ等、人が集まる場所へは行かない方が良いでしょう。

明日11月16日にWarwick大学ではFrench Speaking Society主催で集会を開き、犠牲者に黙とうを捧げるそうです


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IMF EuropeのDirectorがESADEに来校されました。出席者は学生と教授がメインですが、FTや地元メディアの方も多くいらっしゃったのでびっくり。この講演のタイトルは"Euro Area: Crisis and Recovery"です。ユーロ圏が抱える課題を短期的なものと中長期的なものに分けて説明されていました。あまり政治的な話にならないよう、ギリシア問題やイギリスがEUから離脱する可能性については意識して触れていないようでした。

まず、短期的な課題としてはFinancial Crisisからの回復が挙げられるそうです。この方によると米国では既に投資活動がFinancial Crisis前の水準を超過し、日本も以前の水準に回復しているものの、ユーロ圏ではまだFinancial Crisis前よりも低い水準に留まっているとのこと。解決策としては需要刺激策(量的緩和等)、銀行の不良債権処理、ガバナンスの強化、市場改革を提案されていました。

不良債権の処理ですが、欧州と比べると米国では簡単に債権を債権回収会社に売却することができるそうです。損失は顕在化しますが、例え半額になったとしても早期に資金を回収することができ、別の案件に投資することができるので、結果として良い方向に進むそうです。

市場改革については、例えばインターネット・ショッピングのボーダーレス化を提案されていました。今はベルギーに住んでいると、アマゾン・ドイツで売っているものがベルギーのお店で買うより安くても、ベルギー在住の方はアマゾン・ドイツのものは買えないそうです。ユーロ圏と言えど、まだ単一市場とは言えない部分が残っているのですね。

中長期的な課題としては、Productivityの向上が必要とのことでした。特にユーロ圏のITと金融は米国と比べてProductivityが低いレベルに留まっているそうです。

ちなみにスペインとイタリアは小さな企業がとても多く、ユーロ圏平均よりもProductivityが低くなる傾向にあるそうです。確かに、直感的に考えて大企業の方がスケールメリットを活かしてProductivityを向上させることができそうです。文化的な背景もあるかと思うので、小企業を再編成するようなことはすぐにはできないと思いますし、難しい課題ですね。

ユーロ圏はこれから短期的な課題から徐々に中長期的な課題へ取り組みをシフトしていく時期にあると考えているようでした。

Q&Aでは新興国市場、特に中国について触れていました。中国はかつての2桁台の成長は無理、今後は7%程度の成長を続けるだろうとのこと。但し、10-12%の成長を続けていた10年前よりも、世界2位の経済大国となった中国が7%成長する方が世界経済に対する影響が大きいとおっしゃっていました。中国はこれまで輸出が経済成長の原動力でしたが、内需が経済成長の原動力となる過渡期にあるそうです。


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カタルーニャ音楽堂でクラシック音楽を鑑賞しました。カタルーニャ音楽堂はバルセロナにあるコンサートホールで、世界遺産に指定されています。建築家ムンタネーの設計で、1908年に建てられました。ちなみに同じく世界遺産に指定されているサン・パウ病院もムンタネーの設計です。

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