Smart City Expo | 英国Warwick MBA留学記

英国Warwick MBA留学記

2014年9月から2015年9月まで英国Warwick Business SchoolのMBAに留学し、現在はスペインESADE Business Schoolに交換留学中。MBAや海外生活について綴りたいと思います。
ご質問等は(warwick.pandamaster*gmail.com)までお願いします。(*に@を入れて下さい。)























バルセロナで開催されたSmart City Expoに参加しました!!本来はVisitor Passに100ユーロかかるのですが、主催者側のご厚意でESADE MBAの学生は無料でした。Smart Cityとは何かと言われると、この業界の方でも明確に説明できない程、定義が曖昧な概念なのですが、今まで把握できなかった情報を最新の技術でデータ化し、分析することで経済活動を最適化しようということ取り組みだと思います。

交通関係で言えば、列車、トラム、バスに乗降者する人数を正確に把握することで、便数や路線を最適化したり、道路を走る車の数を正確に把握することで渋滞を緩和することができます。列車やショッピングモール向けに人数を自動でカウントする機器を製造しているメーカーにお話しを伺いましたが、人数だけでなく、性別や人種を判別できる機器もあるそうです。水道・電気では需要予測の精度を上げて、余計な設備投資を減らすこともできます。

面白いものでは、公共のゴミ箱の一つ一つにセンサーを取り付けて、ごみ箱が一杯になる前に回収するという取り組みもありました。まだ空っぽなのに回収に向かったり、ごみ箱が一杯でごみを捨てられない等の無駄を無くせますね。ドローンについては、気象データ等、上空から様々な情報を収集できる可能性があるものの、都市部での使用は規制が多く、まだ十分に活用されていないようでした。

Warwick大学があるコベントリー市で開発された自動運転車も展示されていました。ロンドンに近いミルトン・ケインズで実証実験をやるそうです。2人乗りで、事前にアプリで予約することができるのですが、タクシーのように指定の場所まで移動してくれます。コベントリー市はイギリスの中でも自動車産業で有名な地域で、ジャガー・ランドローバー(JLR)等の自動車メーカーや各自動車部品メーカーの拠点があります。

出展しているのは製造業やITだけではなく、Smart Cityに積極的に取り組む国や各都市も多く参加しておりました。来年は京都で開催するそうなので、ご興味のある方は是非参加して下さい。


にほんブログ村 経営ブログ MBA・MBA取得へ