ご無沙汰しておりました。 |
ということで、もう数ヶ月前の話になりますが、2007年3月25日に楢岡焼 の初窯に向かいました。初窯では窯から出されたばかりの食器等の焼物は全品2割引というお得価格で購入する事が出来ます。そのため、初窯は県内外から駆けつけた多くの人で賑わいます。 |
もう到着した時は、登り窯の2つ目の窯から、もうほとんど出された状態でした。窯の中の様子を撮影すると同時に窯の隅にあった作品も撮影してみました。 |
3番目の窯です。このようにびっしりと入って焼かれているんですね。 |
窯から一つ一つ作品を取り出し、そして瞬時に出来栄えを判断し、次の人に手渡しする時に値段を言いながら渡しています。食器はバケツリレー方式で手渡しで、値段は伝言ゲームの要領で次の人に渡されてゆきます。 |
4,5人の中継を経て、一番下の床に展示されます。このように、窯出しは人手がいるので、どうやら地元の人もお手伝いに来ている感じでした。 |
展示された食器たち。楢岡焼はこの青い釉薬が特徴です。今年は白っぽい釉薬のも出始めた感じでした。 |
釉薬が垂れた模様もまた楢岡焼の特徴です。素朴さの中に何かしらの表現が感じられます。 |
こちらはすり鉢等。秋田では冬に納豆汁なるものを食べるのですが、納豆汁を作るのにすり鉢を使いますので、納豆汁専用すり鉢なんてのももしかしたら作っているのかもしれません。 |
登り窯の火の口です。ここから多分薪などを入れて焼くのだと思います。右側に青黒っぽい大皿も見えます。写真は窯元の人に許可をもらって撮影したのですが、念のため値段は見えないように加工しました。 私も数点今年もお買い物をしましたが、自宅に帰ってもまだガラス質の釉薬に細かいヒビが入る小さい音が「ピンッ、ピンッ」と聴こえてくるのが初窯ならではの楽しさでもあります。 買った食器は大切に使っていきたいと思います。 |