お越しいただき有難うございます。
今回ちょっとだけ長くなってしまいました。次のお話しで二人の距離をより近づけられたらと思いまして・・・。
相変わらず進み方が遅いですがお付き合い下さい。
ではお話しに。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。
「わぁ~」
色鮮やかに盛り付けられたデザートが置かれているテーブルまで走って行った。何があるのか嬉しそうに見た後、テギョンの方をニッコリしながら振り向いた。
「オッパ、ありがとうございます」
テギョンの所まで駆け寄り勢い良く抱きついた。ミニョの喜ぶ顔を見て頼んで良かったと改めて思った。
「さっきレストランを出る時残念そうな顔をしてただろ?。あの時のお前の顔が忘れられなくて・・・。ご褒美だ、好きなだけ食べろ」
許可を貰ったと直ぐにテギョンから離れニッコリしながらどれから食べようか迷い始めていた。
(あいつは俺より食べ物のが優先か・・・)
フォークを持って悩んでいるミニョを口を尖らせながらテギョンは見ていた。
「オッパ、早く座ってください。一緒に食べましょう」
待ちきれないと手招きをする。
“先に食べていい”と言うと最初に食べるデザートを決めいたようで一口食べては満足そうにテギョンを見る。
「オッパ、さっきのお食事でお腹いっぱいですか?。食べますか?」
テギョンのフォークを取り、甘さを控えたチョコレートケーキを少し掬ってテギョンに差し出すとテギョンが首を横に振った。
「お前が食べる姿を見ているだけでお腹いっぱいだ。俺の分も食べて良いが少しは加減しろ」
コーヒーを飲みながら綺麗になっていく皿を呆気にとられながら見ていた。
「オッパが甘い物が好きじゃなくて良かったぁ」
自分のデザートを食べ終わり今度はテギョンの皿を自分の方に持ってきて食べ始めていた。
見る見るうちにテギョンの皿の上も綺麗になりミニョが満足そうに最後の一口を食べ終えた。
「お腹いっぱいで幸せです」
フゥ~と息を吐きながら満足そうな顔をしてテギョンを見た。
さっきからデザートを食べ続けているミニョをじっと見ていたテギョンが突然笑い出した。
「どうかしましたか?」
口に手を充て笑うテギョンに首を傾げながら聞いた。
「さっきからお前を見ていて何かいつもと違うと思って考えていたんだ」
まだ可笑しくて笑っている。
「何ですか?。言ってください」
笑い続けるテギョンにミニョは頬を膨らました。
「お前、撮影のメイク落としてないよな。さっきまではそんなに違和感を感じなかったけどバスローブにそのメイクは・・・合わないよな。食べる姿はいつものコ・ミニョなのに・・・」
テギョンはミニョが着替えている間シャワーを浴びメイクも髪型も落としいつものテギョンに戻っていた。
ワン・コーディが撮影だからと普段のミニョの雰囲気とは少し違う感じに仕上げてくれていた。
撮影が終わった後、鏡を見る機会も無く自分の顔がどうなっているのかも分かってなかった。テギョンに言われ急に恥ずかしくなり急いでバスルームに駆け込んだ。
「早く言ってくれたら良かったのに」
鏡を見ながら頬を膨らませた。
マスカラもアイラインも念入りに入れてくれたのでいつもの自分で無いように思えた。テギョンに笑われメイクを落とそうと備え付けられた石鹸を使い丁寧に落としていった。何度か繰り返し鏡を見てやっといつものミニョに戻ったが逆にコ・ミニョとしてテギョンに素顔を見られることが少し恥ずかしく思えてきた。
「ミナムオッパの代わりをしている時は普段素顔でも恥ずかしいなんて思ったこと無かったのに・・・」
テギョンの前に行くのが急に恥ずかしくなった。出ていかないと呼ばれることは分かっていたのでバスルームを出て窓際に立つテギョンのそばに行った。
「オッパ、何を見てるんですか?」
テギョンと目が合うと恥ずかしそうに直ぐに目をそらし下を向いた。
「恥ずかしいか?。お前の素顔は一年前に毎日見ていたから驚かないから」
下を向きながら恥ずかしそうにしているミニョを笑うとミニョは“少しは女の子として見てくれても良いのに”と口を固く結び頬を膨らませながらテギョンを見た。
「お前は大きな窓があると外の景色を良く見てるだろ。真似をしてみようかと思って」
窓の外を眺めるテギョンの横に立ち一緒に眺めた。
「綺麗ですけどこんなに明るいとさすがに星は見えないですね。アフリカだと外が真っ暗だったから空を見上げると星でいっぱいなんです。オッパに会いたくなった時は空を見上げながら手を伸ばしていたんです。オッパに手が届くかなって・・・。でも帰って来てからは空を見上げる事がなくなりました」
その時を思い出しながら目を瞑り両手を伸ばして見せた。
「どうして今は見ないんだ?」少し不安そうな声で聞いた。
「だって大好きな星は私のそばに居るからです」
そう言った後、照れながら下を向いた。ハッとしテギョンの方を見ると“大好きな星はか・・・”ニヤニヤしながらミニョを見ていた。
「オッパ、私の服はあとどの位で出来上がってくるのでしょうか?」
話題を変えようと慌てて聞いた。
「明日の朝だ」
「エッ!、明日?」ビックリして目を見開いた。
「さっき出して直ぐにでも出来上がると思ったのか?。ホテルの中でクリーニングをしてくれるとはいえそんなに早くは出来上がらないぞ。明日の朝一番には届けてくれる」
さっきまでテギョンと二人でいる事に何も感じていなかったミニョは明日の朝までこの部屋にいる事になったと思っただけで心臓がドキドキしてどうして良いのか分からず下を向いてしまった。
「一緒に寝るか?」
ミニョの肩を抱き自分の方に引き寄せ笑いながらテギョンが言うとミニョは驚いてテギョンを見上げた。
「そんなに驚く事か?、恋人同士なのに・・・。心配するな、お前はベッドルームで寝ろ。俺はこのソファーで寝るから」
ソファーを指差しながら言った。
「駄目です。オッパの方がお仕事忙しくてお疲れですからベッドルームで寝てください。私は体が小さいですしこのソファーでも充分眠れます」
テギョンの言葉が冗談だとわかりミニョは少しだけホッとした表情を見せソファーに座った。
「お前をソファーに寝かせて俺だけベッドに寝れると思うか?」
ミニョの提案を受け入れられないと静かに言う。
「じゃあ、この前みたいに一緒にソファーで寝ますか?」
ソファーをポン、ポンと叩きミニョの隣に座るようテギョンを見上げながら言った。
「それは出来ないから」
テギョンの言葉を聞いてミニョの顔から笑顔が無くなり困惑した表情に変わっていった。下を向くミニョの目からは涙が落ちていた。ミニョの横にテギョンが座わり肩に手を回し自分の方に抱き寄せた。
「泣く事はないだろ、話を聞け。ソファーでその格好のお前と一緒にいて何もしないとは・・・その、俺も男だから約束は出来ない・・・多分無理だと思う。言ってる意味はわかるか?」
言いづらそうに話すテギョンに涙を拭きながらミニョは頷いた。
「あの時は合宿所だしメンバーがいたから俺も冷静でいられたけど今日は俺にも自信がない。だからお前はあっちで寝ろ」
ミニョをソファーから立たせ手を繋いでベッドルームの前まで連れて行きドアを開け中に入れた。
ドアを閉められた後ドアの向こうにいるテギョンを見つめるかのように暫く立っていた。ゆっくりとベッドまで行き綺麗にべッドメイクされたシーツをめくり腰掛けた。
「そばにいたいだけなのに・・・」
ドアの外にいるテギョのそばにいたくてまた涙が出てきた。
ミニョをベッドルームに入れテギョンは冷蔵庫から水のボトルを出し窓際まで行った。ミニョが自分の言った言葉を理解してくれていればきっと出てこないだろう思っていた。
「“一緒にソファーで寝ますか?”だと、俺の気持ちも考えずに・・・。一年間俺がどんな気持ちであいつを待っていたか全く分かっていない」
水を一口飲んで不満そうに口を尖らせ外を眺めていた。
どのくらいベッドに座っていたのか分からない。
「オッパのそばにいたい」
そう呟くとベッドルームを出てテギョンの立っている所まで歩いて行った。怒られてしまうかもと思ったが今の素直な自分の気持ちを伝えたかった。後ろからそっと近づきテギョンの背中に顔を付け腕を回してテギョンを抱き締めた。
「オッパのそばにいたいんです。許可していただけませんか?」
ミニョが戻って来た事にテギョンは驚き動揺していた。自分に回されたミニョの腕を解き振り返ると真っ直ぐ自分を見つめているミニョの姿に目を揺らした。
「さっき俺が言った言葉は分かっていて戻って来たのか?」
静かに少し厳しい口調で言うとミニョは目を潤ませながら頷いた。
「本当に分かっているのか?」厳しい目をしながら聞く。
「オッパが大好きだからそばにいたいんです、駄目ですか?。オッパの恋人にして欲しいんです」
ミニョの気持ちを現わすかのようにテギョンの目を真っ直ぐ見て自分の気持ちを伝えた。
「後悔しないか?」
ミニョが頷くとテギョンはミニョを抱きかかえベッドルームに入っていった。
次回のお話はアメ限とさせて頂きます。内容的には別に限定にしなくてもいいような無いようになるのかもしれませんが・・・。多分次のお話は甘めのお話しになりますが飛ばして読んで頂いても大丈夫なようにその後はミニョの目覚めから始まるようにしようと思っています。
なのでアメンバーでない方は次の一話をみなさんなりにちょっと妄想して頂けると助かります。