お越しいただきありがとうございます。
今一度「アメンバー申請をして下さる方へ」お願いです。
申請の際、メッセージにて年齢(18歳以上の方から)と私のお話を読んでの感想をお送りいただきますようお願いします。
申請ボタンだけでは承認が出来ません。二週間を超えるとアメンバーの申請が消えてしまうようです。
申請しているのに承認されていないとお心当たりの方はメッセージにてご連絡下さい。
宜しくお願いします。
この夏休み期間中にこのテーマのお話が終われば良いなぁと思っていますが・・・・・。せめて八月中には終わっていたいと思います。
その為にせっせと頑張ります。
ではお話に。
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<夏フェス当日>
ミニョはワン・コーディと一緒にジェルミ達より早く会場の控え室に着いていた。
「ミニョ、今日は暑いし慣れない仕事で大変だと思うけど宜しくね。メンバー達は基本自分達の事は自分でやるからそんなに手は掛からないの。困ったら私でも良いし他の子に遠慮なく聞いてちょうだい。
他のメイクの子達にはミナムの妹だとは言ってないから普通に接してくると思うの。もしかしたらちょっとキツイ事を言われてしまうかもしれないけど大丈夫?」
ミナムの妹だと言っても良かったがその事で気を使われたくないとミニョがミナムにお願いしてもらった。
「言われるのは私がきっとお役に立っていない時だと思うのでそうならないように頑張ります」
ミニョはガッツポーズをして見せた。
「でも今のままだとミナムの妹って分かるわよね。メンバーは問題ないけど・・・。ちょっとだけミニョもメイクしてあげるわ。それに髪型も変えちゃおうかしら」
そう言うとワン・コーディはメイク道具を広げ直ぐにミニョとは分からないように簡単にメイクをして髪型も変えた。出来上がった顔を鏡で見ると二人は“これで大丈夫”と頷いた。
ジェルミやミナムが来る前に準備をしておかなければいけないと急いで衣装を出しハンガーに並べて掛けた。野外のステージでいつも以上に水分補給が必要になると水やお茶など種類も多くいつもの倍以上用意されているようだった。
「わぁ、お水だけでも何種類も用意してあるんだぁ。このお水のボトル見た事があります、私もお誕生日に買いに走りました」
ペットボトルを手に取りテギョンの本当の誕生日にコンビにまで走って買いに行った時の事を思い出していた。
ボトルを眺めているとワン・コーディーに声を掛けられ頬を赤くしながら準備を進めた。一通り準備が終わるとワン・コーディーは他のグループの所に来ている知り合いのスタイリストの所に挨拶に出掛けミニョは控え室でジェルミ達が来るのを待つように言われた。
「あっ、オッパにそろそろ連絡入れておかないとまた怒られてしまいます」
バックの中から携帯電話を出し電話を掛けようとして手を止め考えた。
「もしかしてまだ眠っていらっしゃるかもしれないし・・・。メールでお知らせしておけば大丈夫かも。もう会場に居るって分かればきっとオッパも安心して下さるし」
ミニョは電話ではなくメールを打ち始めた。
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オッパ、おはようございます。
ゆっくりお休みになれましたか?
迷わず会場に着いてますので
安心してください。
会えるのを楽しみにしています。
コ・ミニョ
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「これで大丈夫!。あとはミナムオッパが来るのを待つだけ」
ミニョは携帯電話を自分のバックに仕舞うと控え室の端に椅子を持って来て座って待つことにした。
昨日の夜気が付けばベッドに寝ていたが、夜中に目が覚め同じホテルにテギョンがいるかと思うとドキドキして眠れず朝起きた時は寝不足だった。
誰も居ない静かな控え室にいると自然とミニョの瞼は重くなり眠ってしまいそうになっていた。体が大きく崩れ何度か気が付いて目を大きく開け意識を保とうとするが誰も来ない控え室ではミニョは睡魔に勝てなかた。
「ミナマ~、ちょっと早過ぎない?。もっと遅くても良かったんじゃない?」
ジェルミはグッズ販売に協力するけど思ったよりミナムが早く呼びに来たのでもう少し寝ていたかったと愚痴を溢していた。ホテルからタクシーに乗りイベント会場を半周するようにして関係者だけが出入する入り口近くに停めてもらい車から降りた。
「ジェルミ、愚痴を溢したいのは今だけだよ。きっともっと早く来れば良かったって絶対言うから」
歩きながらジェルミの肩に腕を廻し耳元で言うと気持ち悪そうにジェルミはミナムから離れようとしていた。
二人は入り口で首から証明書を下げにこやかに挨拶をしながら会場内に入って行った。
「会場周りにも凄い人だったね。グッズ販売は始まってるみたいだから準備しないと」
さっきまで愚痴を言っていたジェルミもたくさんの人を見てやる気が出てきたようだった。
「さぁてと、控え室に行かないとね。ヌナ待ってるかな・・・」
心なしか嬉しそうな顔をしたミナムはすれ違うタレントや関係者に頭を下げながら二人は“A.N.JELL”の控え室に着いてドアを開けた。
入り口から中の様子を見たミナムは首を傾げた。
「おかしいなぁ、もう来てるはずなのに・・・」
部屋の中を見てブツブツ言うミナムを後ろからジェルミが不思議そうな顔をして見ていた。もう一回部屋の中を見てみると部屋の端で椅子に座ったままのミニョを見つけた。
「いた、いた」
嬉しそうに椅子に座ったミニョの近くに行くとジェルミを手招きして呼んだ。呼ばれたジェルミは起こさないようにと音を立てないよう静かにミナムの横に立った。ジェルミを見て口元に人差し指を立て、椅子に座っているミニョの肩をゆっくりと揺さぶった。
「おい、起きろ。」
無理やり起こそうとしているミナムの手を可哀想だからとジェルミが押さえようとするとミナムは気にせずミニョの肩を揺さぶり続けた。暫くすると寝ていたミニョが頭をゆっくりと上げ目を少し開けたまま部屋の中を見回した。
「すみません、眠ってしまったみたいで・・・」
目の前にジェルミとミナムが立っているとは思わず寝ぼけたまま椅子から立ち上がりふらつくとミナムに腕を掴まれ椅子に戻された。
「ミニョ、いい加減に目を覚ませ」
名前を呼ばれゆっくりと目を開け目の前に立っているジェルミとミナムを見てミニョは真っ赤な顔をして俯いた。
「えぇ・・ミニョなの、本当に?。先に着いてたんだね、ちゃんと来れるのか心配だったんだよ。テギョンヒョンは教えてくれないし・・・。もうヒョンには会った?」
嬉しそうにジェルミがミニョの肩を両手で掴みながら聞いた。
「まだオッパにはお会いしていないんです」
恥ずかしそうに俯くミニョにジェルミ嬉しさを押さえ切れなかった。
「ヒョンより先にミニョに会えたんだ、嬉しい~。ミナムの誘いに乗って良かったよ。今日のパーティーにも参加してくれるんだよね。もっと早く来れば良かったぁ」
そう言いながら抱き締めるとミニョはビックリして目を丸くしていた。
「ジェルミ良かっただろ?。今この場にテギョンヒョンがいたら間違いなく怒られてるから」
ミニョから離れ大きく頷いたジェルミは嬉しそうにミニョを見ていた。
挨拶に行っていたワン・コーディが控え室に戻って来ると二人は簡単にメイクをしてもらいグッズ販売に出掛けて行った。控え室を出る時もジェルミは名残惜しそうにミニョを見て“直ぐに戻ってくるから”と言ってミナムと出て行った。
「さぁ、あと少ししたらテギョンとシヌも来るわね。12時前になるって聞いてるからそれまで休んでおいて。四人の準備が始まったら私もそっちに掛かりっきりになるしミニョも色々お願いされる事もあるから。またここでミナム達が戻って来るまでお留守番していてくれる?。今から今日一緒にやるメイクの女の子が着いたみたいだから迎えに行って来るわね」
ワン・コーディーがまた出て行くとミニョは一人になり近くにある椅子に座って大きく息を吐いた。
「もう直ぐオッパがいらっしゃる、緊張します。ちゃんとメールで着いてる事は報告したし、私が会場にいてもおかしくないですもんね。ただ、オンニのお手伝いするのは言ってないから・・・。オッパは私が内緒にする事を一番嫌がられるし・・・。ちゃんと言っておけば良かったかも・・・」
もう直ぐテギョンに会える事より内緒にしてこの場所にいる事が気になって仕方なかった。
テギョンはお昼に会場に入れば間に合うと思いその時間に合わせて起きた。目が覚めるとベッドサイドのテーブルに置いていた携帯電話を手に取り画面にメールの着信を見つけ開いてみた。
「なんだ、コ・ミニョもう着いているのか?。朝一番の飛行機に乗って来たんだな。そんなに早く俺に会いたいのか?」
体を起こし唇の片側を上げ、緩んだ頬を引き締めてミニョに電話を掛けた。
何度呼び出し音が鳴ってもミニョは出ない。再度掛け直してもミニョの声は聞こえなかった。
「会場には着いているみたいだから心配ないとして・・・。まさかファンの子達と同じようにグッズ売り場で並んでないだろうな?」
時計を見た後、頭の中で長い列の中にミニョがそわそわしながら待っている姿が思い浮かんだ。
「ミナムとジェルミが先に行ってるとはいえあいつも不安だろう。仕方ない少し早いが俺が行けば少しは安心するだろう」
テギョンはベッドから急いで出るとシャワーを浴び会場に向かう準備をしていた。部屋を出た後マー室長に電話を掛け先に会場に向かうと告げた。
ホテルの前からタクシーに乗り込んだ。ミニョが自分を待っているだろうと思うと自然と頬が緩んでしまい慌ててサングラスを掛け運転手に見られないようにと窓の外を見ていた。
テギョンが会場に着くとかなりの人で溢れていた。グッズ売り場を覗こうと思ったがこの人混みでミニョを探すのは困難だと思い一旦控え室に行く事にした。
控え室のドアを開けるとジェルミとミナムの姿は無く、椅子に座った女の子が一瞬顔を上げテギョンの方を見たが挨拶とばかりに頭を下げそのまま下を向いていた。
テギョンは怪訝な顔で女の子を見て、無言で部屋の中に入り鏡の前の椅子に腰を下ろした。
ドアが開き顔を上げた瞬間、目の前にテギョンが立っていたのを見たミニョは驚いて声を上げそうになった。なんとかテギョンにばれること無くその場を凌げたが心臓の音が目の前にいるテギョンに聞こえてしまうのではないかと思う位だった。
(どうしよう、いまのうちに私だって言った方が良いかな?)
椅子に座ったまま動かず何も言わない女の子(ミニョ)をテギョンは気になっていたがワン・コーディーの知り合いだと思い何も言わず時々鏡越しにその女の子(ミニョ)を見ていた。
(やっぱり思い切って声を掛けてみようかな・・・)
ミニョもテギョンに気付かれないよう様子を窺っていた。
テギョンはミニョが何処にいるか心配で携帯電話を出し掛け始めた。呼び出しが始まると控え室の何処からか同じタイミングで鳴り始めた。
ミニョは自分の携帯の音が鳴り始めるとビクッと体が反応し慌ててテギョンに背中を向けた。テギョンは椅子から立ち上がり、音の鳴ってる場所を探した。見覚えのあるバックを見つけ持ち上げ耳を近づけるとミニョのバックだと確認をし大きく溜息をついて元の場所に戻した。
(あいつここに来ていたんだ。荷物を置いて何処に行ったんだ?。やっぱりグッズ売り場に行ったのか?。
携帯持って行けば良いのに今頃気が付いて慌てているだろう)
ミニョらしいと苦笑いをしていた。
携帯電話の呼び出し音が切れてホッとしたミニョはテギョンの方を向くことが出来ず衣装の整理をしているような振りをしていた。
「悪いが水を一本持って来てくれないか」
テギョンの一言にホッとした女の子(ミニョ)は急いで数種類の水のボトルが置かれたテーブルからテギョンが好んで飲む水のボトルを一本手に取り小走りで近付き俯きながらテギョンに渡した。
「あぁ、ありがとう」
顔を上げないのが不思議だったが緊張しているのだろうと深くは考えなかった。水を飲もうとキャップを開けて口に水を含むといくつか種類のある中から銘柄を言わなくてもテギョンが良く飲んでいる水のボトルを持ってきたのが不思議になった。たんに偶然だろうと・・・。水の並べられたテーブルを見て首を傾げた。
ミナム達が戻って来るまで音楽を聴いて待っていようとMP3を出しイヤホンを付け目を瞑って聞き始めた。やはり黙っている女の子(ミニョ)が気になり時々気付かれないように見ていた。
ふとした時に女の子の胸元に見覚えあるペンダントを見つけた。
(同じか?。あのペンダントは確かそんなに数は無いと聞いていたが・・・。偶然にしては・・・。
まさかミニョ?。いやそうだったちゃんと自分から名乗っているはずだ。)
心の中で疑問に思いさっき携帯電話の音の鳴る所を探している時の女の子の様子が少し変だったのを思い出した。
改めてミニョのバックの所に行き手にすると鏡の前に持って来て女の子様子を窺った。テギョンが手にした時女の子が息を飲むのがハッキリと分かった。
バックを見ながらテギョンが低い声で呟いた。
「コ・ミニョ」
「は、はい」
無意識に返事をした後、手で口を塞いだミニョは今にも泣き出しそうな顔をしていた。