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なんとか20話になりました。お話が進んでいないのが気になりますがこのお休み中に少しでもテギョンとミニョの距離が縮まればと思っています。
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「ヒョン、意外と真面目なんだぁ」
「意外と?。お前こそ心配で様子でも見に来たのか?」からかうように言ったミナムを見上げた。
「まあね、大事な妹だから」
そう言いながらテギョンの座るソファーの前に座った。
「ドアは開いてただろ。中を覗けば俺がいるかどうか分かったんじゃないのか?」
「最初から中を覗くつもりはなかったよ。ヒョンは必ず守るって分かってるし」
ミナムの言葉にテギョンは口を歪めた。
「それならどうして降りてきたんだ?」
「ヒョンちょっと聞いてみたい事があったから。なかなか二人で話す機会もないし。
楽屋だと必ずジェルミかシヌヒョンがいるでしょ?。最近仕事が忙しくてヒョンは合宿所に帰ってきて無かっただろ。ミニョが帰って来たからヒョンの気持ちを聞いてみたかったんだよ」
(ジェルミやシヌの前では聞きずらいこと?)
テギョンは少し緊張した面持ちでミナムの口から出てくる言葉を待った。
「ヒョンはさぁ、ミニョの事どう思っているの?」
ストレートに聞かれどう答えて良いのか迷っていた。仕事以外ではふざけているミナムが妹の事になると真剣だ。そんなミナムのまっすぐな目をして聞かれるといい加減な返事は出来ないと思った。ミナムの目を見ながら静かに話し始めた。
「お前は俺がミニョと付き合うことは反対なのか?」
「別に反対って訳じゃあ・・・。俺は大事な妹には幸せになって欲しいだけなんだ」
「俺とでは幸せにはなれないと・・・?」
「別に幸せになれないとは思っていないよ。ミニョにはヒョンに対する気持ちはまだ聞いてないけど今ヒョンがどう考えているのか知りたいと思ったんだ」
「俺はこの先もずっとあいつと一緒にいたいと思っている。あいつ以外は考えられない」
「それって・・・結婚も考えてるって事?」
二人が一緒に過ごした期間は短くむしろ離れていた期間の方が長かったのにテギョンが結婚する事まで考えていたのには驚いた。
「あいつと一緒にいた期間は短いし一年離れていたから“結婚”を言い出すのが早いと思っているんだろ?。
お前からすれば俺はあまり良い印象ではないだろうからな。
ただ、あいつと過ごした短い期間の中であいつから貰った言葉で俺がどれほど救われたか・・・。お前の代わりに入ったあいつと追い出そうとしたり俺の母親のせいでお前達の母親が亡くなったのは事実だしお前の妹に辛く当たって悲しませたのも事実だ、申し訳ない。
自分勝手だと思われるかもしれないが俺にはあいつしか考えられないんだ」
そう言いながらテギョンは頭を下げた。
ミナムはいつも堂々としているテギョンとは違う一面を見たような気がした。
「ヒョンのお母さんの事は許せないと思った。けど、ヒョンだって辛い思いをしたのはミニョから聞いてる。だから頭を上げてよ」
ミナムにそう言われテギョンの表情は少しだけ和らいだ。
「さっきも言ったけど俺はミニョが幸せになってくれれば良いんだ。ヒョンは有名で誰からも注目され色んな人が近づいて来るでしょ?。時にはヒョンの意思とは関係なくマスコミやインターネットで噂話を書かれたりすることだってあるだろ?。俺たちは仕方ないとしてもミニョは巻き込みたく無いんだ。
それを見てミニョが苦しんだり泣いたりする姿も俺は見たくない。まぁ、近くにいる俺達はそれが本当か嘘かは分かるけど」最後はおどけたように話している。
「お前の言いたいことは分かる。俺が出来ることはそうならないように・・・」
テギョンが話を続けようとした時ミナムが今までと表情を変えた。
「勿論ミニョの幸せの為に、俺もそうならないように協力しようとは思っているよ。
ただ、一つだけお願いがあるんだ。
もし、もしもだよ。ミニョがヒョンと一緒にいることが辛くなってヒョンから離れようと決めたらその時は引き止めないで欲しいんだ」
(ミニョが俺から離れる?。引き止めるな?)
ミナムから言われた言葉に動揺を隠せずミナムを直視した。
頭に思い浮かぶのはミナムが戻ってきた日沖縄までミニョに会いに行った時のことだ。
ミニョに謝り元の二人に戻れると思っていた。しかしミニョがテギョン手を離し去っていくのを何も出来ずにその場に立っていた自分がどれほど情けなくそして悔しかったか。あの思いは二度としたくない。
「ヒョン、そんなに怖い顔をしないで。
要はヒョンがミニョのことを泣かせるようなことをしたりしないで大切にしてくれたらそれで良いんだからさ」
テギョンの表情を見て少し冗談交じりに言った。
「お前に約束する。ミニョに辛い思いをさせたり泣いたりしないようにする」
「良かったよ、ヒョンと話が出来て。ちょっと安心したよ。
ミニョが帰って来たからってミニョの方ばっかり気を取られないでちゃんと仕事してよね」
「俺がいつミニョに気を取られて立って?」
さっきまでの表情とは一転してテギョンがミナムを睨んだ。
「おぉ~怖い!。明日もあるからもう寝る」
ふざけながら階段を上がって行った。途中でテギョンの方を振り返り
「ヒョン、ミニョの家の場所聞いた?」
「いや、聞いてない」
「ヒョンが迷子にならないようにここから近い所に借りてあげたから。俺って気が利いてるでしょ?」
目を見開いてミナムに何かを言おうとしたが既にミナムは自分の部屋に戻って行った。