なかなか更新がままならない私のお話を読みに来て頂きありがとうございます。
一話書き上げるのに自分でも呆れるくらい修正の繰り返し。(修正してこの程度と言われそうですが・・・)
妄想を文字にする難しさをひしひしと感じる今日この頃です。
プリンスのツアーももう終わりになるんですね。
昨年ラッキーにチケットを譲って貰いコンサートを見に行ってから一年が経ち、時間の経過にゾッとしています。
見に行かれた方は素敵な時間を過ごせたんでしょうね。
今年のツアーの様子は後々出るDVD(きっと出ますよね)で見たいと思います。
<ペタについて>
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが少し前からペタを受け付けないようにいたしました。
正直迷いましたが暫くはこのままでいこうと思います。
お話をアップして皆さんがペタを残して下さるのを見て不定期更新なのに読んで頂いていると嬉しくなるのですが中には「???」と思うような方からのペタもあります。見ても自分がスルーすれば良いのでしょうが・・・。
読んで頂いてると思いながらお話は更新していこうと思っておりますのでお暇な時のちょっと覗いていただけると嬉しいです。
何かご意見等ございましたらコメントやメッセージを頂ければお返事をさせて頂きます。
これからも宜しくお願いします。
しろくろ
ではお話に。
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電話を終えたミニョは一瞬ホッとした表情でシヌを見たが直ぐに手に持った携帯電話をジッと見つめたままその場に立っていた。
テギョンと嬉しそうに話しているミニョの邪魔にならないようにと少し離れた場所に立っていたシヌはミニョの事が気になり近づいて行った。
「どうした?。行っても良いって許可が出たのにやっぱり迷ってる?」
テギョンの反対は電話を掛ける前から予測していた。上手く言えないミニョに代わって自分が電話に出た事でミニョに迷惑を掛けてしまったのではないかと心配していた。
ミニョの顔をそっと覗き込むと“何でもないです”と首を左右に振ってミニョはすぐに笑顔を見せた。
シヌに心配かけないようにとぎこちない笑顔を見せるミニョの肩をポンポンと優しく叩き二人並んで再び歩き始めると小さな声でミニョが呟いた。
「電話を掛けて最初に出た時の声がいつもと違う気がしたんです。何かあったのでしょうか?」
人前では滅多に笑顔を見せず最低限でしか受け答えをしないテギョン。そんなテギョンだと分かっているがミニョにだけしか見せない姿と声を知っているだけに今日の電話での声がいつもと違うと感じていた。
今日もいつもと同じように自分からの電話だと分かっているはずなのに・・・。自分の気が付かない所でテギョンに迷惑を掛けてしまっているのではないかと段々不安になってきた。
シヌの手前、許してくれたとはいえその言葉に甘えて撮影が終わった後皆と一緒に楽しんで良いのだろうか?。やっぱり真っ直ぐ家に帰った方が良いのではないか?。頭の中で繰り返し問い掛けた。
「多分・・・仕事の事でも考えていたんじゃないかな?。
考え事を始めると自分の世界に入っていて周りが見えなくなるのをミニョだって知ってるだろ?。テギョンは神経質だから入り込みすぎていてミニョからの電話だと気付かず無意識に電話に出たんじゃないかな?。
ミニョには優しい面しか見せないから今日のテギョンは貴重だったかもしれないよ。
本当に機嫌が悪かったら俺がどんなに言っても絶対に真っ直ぐ帰って来いって言うだろう?。
OKしてくれたんだから大丈夫だよ。ミニョは今日の撮影が終わったらここにいるスタッフと仕事で会う事も無いだろう。CMを見た時のミニョの表情を見ればスタッフの皆なと上手く仕事が出来ていたんだってテギョンも安心するよ」
いつもと違う声に聞こえてしまったのは考え事をしていたのかもと思うようにした。
(私の事でオッパの機嫌が悪いんだったらシヌヒョンの言うとおり絶対に帰って来いって言われそうだし)
いつまでもテギョンの事を気にしてばかりいると午後からの撮影が上手くいかないと言われミニョは撮影が終わるまでテギョンの事を少しの間忘れようと思った。
控え室に戻ると先に戻っていたワン・コーディ達が一斉に待ちくたびれた顔をして二人を見た。午後から撮影するスタジオに移動するために広げていたメイク道具・小物や衣装はきれいに片付けられていた。
「やっと戻ってきたわね。この後も撮影あるまたそこで違う服に着替えなきゃいけないから二人とも今のままの格好で移動した方が良いでしょ?。撮影開始まで時間があるからどこか寄り道したいと思っていたんだったら着替えた方が良いけどどうする?」
シヌとミニョ二人は顔を見合わせ特に寄り道しなくても良いと言うと今のままの格好で移動する事にした。
朝二人が着て来た服もハンガーに掛けられたままマ室長が手に持っていた。ミニョが自分で持って行くとハンガーを取ろうとするとマ室長が空いた手をミニョの前に出した。
「今日は撮影だけに集中してくれれば良いんですよ。これ位やらないと一緒に付いて来た意味が無いって言われそうだから・・・」
そばに立っていた鋭い眼差しのワン・コーディを意識しミニョの申し出をやんわりと断ると二人の服だけでは物足りないとそれ以外の荷物を両手に持たせ始めワン・コーディはニッコリ微笑むとイ・ヒョリと一緒に手ぶらで部屋を出て行った。
両手いっぱいの荷物で大変そうなマ室長をミニョは申し訳なさそうに頭を下げシヌと一緒に控え室を出て行った。
駐車場に向かうまでマ室長が気になりミニョはワン・コーディに聞こえないよう小さな声で手伝うというと前を歩いているワン・コーディが振り向き、手伝わなくて良いと目で言うと申し訳なさそうに首をすくめて再び駐車場に向かって歩いた。
出口が近くなるとミニョは足を止め後ろを振り返った。横に並んでいたミニョの姿が見えないとシヌは左右を見てミニョを探した。名残惜しそうに園内を見ているミニョを見てシヌがフッと笑うとミニョの名前を呼んだ。
恥ずかしそうにしながらシヌの元に駆け寄ると並んで歩き始めた。
「午後の撮影まで時間があるからちょっとだけでもここにいられたら良かったのにね。このままだと遊びに来た人に気付かれてしまいそうだけど帽子や眼鏡で変装したら大丈夫だったかな?。
でも時間があったからといってミニョと二人で遊んでいたのがばれたらテギョンに怒られちゃうよな」
普通の生活をしているミニョはそのままの格好で遊んでいても何の問題もないがシヌが気付かれてしまえば一緒にいるミニョの事も注目されてしまう。
CMを受ける時に自分の事を表に出さないようにと協力してもらっている多くの人にも迷惑を掛けてしまうのはミニョも分かっていた。
「撮影で二つも乗り物に乗れたので満足です。仕事としてお金を頂けてただで乗り物に乗せて頂いたんですから凄くラッキーです。遊べなくても雰囲気を味わう事が出来ました。もし次に来る事があったら皆さんのように並んで待って乗り物に乗ったり食べ物を買って楽しみます」
開店準備中のレストランや乗りたいと思ったアトラクションを指差しながらミニョは嬉しそうに話をしていた。
前を歩いていたマ室長が出口から駐車場内を見てシヌとミニョの方に近付いて来た。
「駐車場もかなり混み始めて人が増えて来たから二人は一旦この場所で待っててくれ。
車を出口の近くまで寄せるからそうしたら出て来てくれ」
マ室長はワン・コーディやイ・ヒョリと一緒に先に出て行った。
その場に残るように言われたシヌはミニョにこの場を動かないように言うと一人で出口に向かい駐車場を眺め直ぐに戻ってきた。
「来た時とは違うだろうと思っていたけど予想以上に車が停まっているから出るのは危険だね」
マ室長から電話が入るとシヌはミニョを隠すように前を歩き出口にピッタリと事務所の白い車が付けられマ室長が後ろのドアを開けるとミニョが先にそしてシヌが乗り込むとスタジオに向かって車は走りだした。
車の後ろに“A.N.JELL”のマークが付いていたのを気づいたのは一部の人で車の中に誰が乗っていたのかはCMが放送されるまでは誰も分からなかった。
「はぁ~、重かったぁ」
両手に持っていた紙袋をテギョンの車のトランクに無造作に放り込むとミナムは助手席に座りながら大きく息を吐いた。ミナムがシートベルトを締めたのを確認すると無言のままテギョンは車のエンジンを掛け事務所に向かって走り出した。
「なんかウキウキするな、こんなに近くでヒョンの横顔眺めると。ミニョも同じなのかな?。
ねぇ、あいつと同じ表情してる?」
わざと恥ずかしそうに俯きながらチラリと横目でテギョンを見ると表情一つ変えず前を向いてハンドルを握っていた。
「チェッ、たまには冗談に付き合ってくれても良いじゃん。
この席ってミニョ専用?。他の女の人を乗せてる所想像できないもんね。そういうところは可愛い妹を持つ兄としては安心なんだよな」
「“今の所”とはなんだ。
今もこれからもあいつ以外は座らせる事は無い。褒められているのか貶されているのか分からない。普段人を乗せないのは車の中でも仕事の事を考えているからあまり他人を乗せたくないんだ」
「ふぅ~ん、他人はね。ミニョは他人じゃないんだ。?。まさか俺に内緒で・・・家族になったりしてないよね?」
ミナムは両手で頬を挟みわざと驚いた顔をして見せた。
「くだらない事ばかり言ってると途中で車停めて降りてもらうぞ」
テギョンは右寄りの車道を走りいつでも車を停めると横目でミナムを見ると降ろされてはたまらないと自分の口を手で塞ぎこれ以上余計な事は言わない事にした。
「いったい何の為にあんなにたくさんの紙袋を持っていたんだ?」
テギョンは合宿所を出る時から気になっていた事を聞いてきた。
「今日の撮影は“A.N.JELL”の時の俺とプライベートの時の俺両方撮りたいんだって。だから日頃から愛用している服とか靴とか色々と持って来て欲しいって言われたからあんなに荷物が多くなったんだよ。前から言われてたから少しずつ事務所に持って行ってれば楽だったんだけど。面倒くさいからその日で良いやって思ってたんだ。でもそのお陰でいつも乗せて貰えないヒョンの車に乗れたし」
ミナムはテギョンの反応は全く気にせず車に乗せて貰えた事が嬉しくて事務所に着くまで一人で喋っていた。
事務所の裏の駐車場に着くとテギョンはミナムを振り返る事無く建物の中に入って行った。ミナムはトランクから紙袋を取り出し両手に持ちながらテギョンの後を追いかけた。
「少しは手伝ってくれたって良いじゃん。ここで俺に優しくしてくれたらミニョの事だってOKしても良いと思っていたのに」
少し先を歩いていたテギョンが立ち止りミナムの方を振り向いた。
「ヒョン、手伝ってくれる?」
ミナムが右手に持った荷物をテギョンに向かって差し出すと唇の片方を上げミナムを見るとクルリと背を向け歩き始めた。
ミニョの事を口にすればテギョンが持ってくれると思っていたミナムは当てが外れたと仕方なく自分で荷物を持ちブツブツ言いながらゆっくりと歩き出した。
前を見ると社員がミナムの方に向かって走って来ると両手の荷物を受け取るとミナムはキョトンとした顔で社員を見た。
「今、ファン・テギョンssiにコ・ミナムssiを手伝って欲しいと頼まれました」
両手が軽くなったミナムはさっきまでテギョンに対して文句を言っていた事を心の中で謝った。
ミナムはこれからスタジオに向かうからと荷物を運び出しやすい場所に置いて貰い、タクシーに乗るときになた手伝って欲しいと頼むと練習室に向かった。
練習室で楽譜やCDの整理をしているテギョンに一言お礼を言うと綺麗に並べられたCDの中から何枚かを手にしたミナムは撮影中に聴きたいから借りていっても良いかとテギョンの許可を貰い部屋を出て行こうとした。
「ヒョン、お礼にこっそりミニョの所覗いて写真送ってあげようか?。今度はミニョ一人の写真にするけど」
マ室長から送ってもらった写真を見てテギョンは喜ぶどころか不機嫌になっていたのは分かっていた。
「余計な事はしなくて良いからさっさと行け。お前がいると仕事が出来ない」
出て行けと追い払うようにテギョンは手を振った。
「仕事が出来ないのは俺のせいじゃなくてミニョがシヌヒョンと一緒だからでしょ?。雷落ちないうちに行こうっと」
テギョンは手元にあった白紙の楽譜を投げつけようとするとミナムはニヤリと笑うと急いでドアを閉めスタジオに向かって出掛けた。