たくさんのコメントを、本当に有難う

ございます。小さな幸せを見つけながら、

毎日 少しずつ、何とか生きています。

皆様もご自愛下さいね。

 

いちさんが最後に病院以外で1人外出したのは、

2020年の12月末。髪を切る為、美容室予約。

1人で帰れると言うので、私はその間、

自宅を掃除する為、帰りました。

 

ほんの日常、ほんの1時間程の外出。

近所に髪を切りに行き、帰りに気になってた

パン屋さんに寄って、自宅に帰る。

ただ、それだけの日常です。

 

今や長蛇の行列が出来る大人気店ですが、

その頃はまだ行列はなく、すんなり買物も

出来、パンの紙袋を片手に、歩いて帰宅。

まさか・・・。

 

帰るなり、救急車で運ばれる事になるとは。

留置カテーテルが身体から外れてしまい、

すぐに入院、手術。病室からのLINEには、

「玄関にあるパン、良かったら食べて」と。

自宅の玄関に放置されたパン。

一緒に食べようと買ってくれてた様で…。

常に危険と隣り合わせの状態なのに。

私の事を思ってパンを選んでくれた事。

 

そういう想いを考えると胸が詰まり、心が痛み。

こちらのパン屋さんにいくと涙が止まらず。

行列も長いので、度々諦めてたのですが。

不思議とこの日はすんなり入れたので購入!

 

あの時には一緒に食べられなかった、

クロワッサン。月命日にお供えしました。

トラウマなのか、心の傷が邪魔をして、

なかなかお店に入れず、ごめんなさいと!

 

すっごく美味しくて。さすが、行列店だけ

あると納得。ちなみにクロワッサンは、

ほぼ午前中で毎日完売の人気商品。

外側サクサク、中もっちりで最高でした。

 

彼も次々に失われていく日常に戸惑って

いた頃と思いますが、「急な日常の喪失」

誰にでも起こるかもしれない事と考えると、

当たり前の日常こそ、どれだけ素晴らしい事か。

 

失ってからでは遅いから、今を大切に!

「最後に彼が訪れたパン屋さん」に行き、

私も「トラウマからの解放を」と思いました。

次回は一番人気のパンにしようかな。

 

元気だった頃には、クロワッサンの食べ放題

等にも一緒に行ったり、2人の想い出が詰まった

クロワッサン。また一緒に食べましょうね。

大丈夫、もう笑顔で普通に買える筈!!

一緒に乗り越えながら、楽しい想い出に

して行きたいと思います。

 

いつもありがとう、いちさん。

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