スタジオジブリ作品『思い出のマーニー』の試写会に伺いました。
講談社連合試写会FRaU編集部様からのご招待です。待望のスタジオジブリ最新作は、イギリスの同名児童文学「思い出のマーニー」を原作に、美しく広がる北海道の湿地を舞台にしたファンタジー。

原作が泣けると、原作のレビューがかなり高い作品なんですよね。「思い出のマーニー」が名作の気配と既に話題になっています。Wヒロインの声優は高月彩良さんと有村架純さん。
7月19日(土)全国ロードショー!!


ネタバレしない程度に、やんわり感想を書いてみます。こちらの映画、お勧めです。心が温かくなる作品ですね。登場人物もそれぞれ暖かさがあります。親子で見ても夏休み映画として面白いかなと思います。ただ、あんまりお子様が小さいと意味が分からず、退屈するかもしれませんが…。


私的には、一部が千と千尋の神隠し(せんとちひろのかみかくし)に似ているなぁと思いました。荷物をたくさん積んだ車で田舎道を走るシーン。同じ様なシーンがあります。また、
最後のハクの本名を語るシーンが、私はかなり重なりました。


千と千尋の神隠しのラストシーンで、大粒の涙を流しながら、正体を明かすシーン。
すごく世界観が似ています。思い出のマーニーもまた、大粒の涙を流しながら、別の形ではありますが、心を通わせるシーンがあります。
ちひろ ありがとう 私の本当の名はニギハヤミ コハクヌシだ。
すごい名前、神様みたい。
私も思いだした。千尋が私の中に落ちた時のことをクツを拾おうとしたんだよ。
コハクが私を浅瀬に運んでくれたのね。うれしい…。
…といったシーンに共通点を感じました。

同様に「決して会えない筈の人同士がひととき会い、心を通わせて、そして別れる」ジブリ映画には多い設定です。友情の描き方は赤毛のアンとダイアナにも近しく、情景も美しいです。
一部のシーンで「意味もなく一人タイタニック」といった私的お笑いポイントもありましたが、いや、これはきっと私だけですね。とにかく心温まる作品。お勧めです。

場所: よみうりホール