12月4日(水)発売、「日経エンタ」1月号。
光一連載「エンタテイナーの条件」5回目。
今回のお題は「お芝居」。
ドラマのお芝居。
ドラマで初めてのお芝居したこと、留加のことを語ってた。
私がKinKiに興味を持ったのは「金田一少年の事件簿2」。
エンディングテーマ、KinKi「Kissミス」が気に入った。
そしてKinKiが出てるドラマのビデオをレンタルしまくる。
「人間・失格」「若葉のころ」「家なき子2」「銀狼怪奇ファイル」
「金田一少年の事件簿1」。
光ちゃん、「銀狼」で耕介と銀狼の2役を演じ分けててすごい!
カッコいい銀狼にヤラれた。
光ちゃんは美少年だからミステリアスな役が似合うのよね。
留加は頭の中にハエがいるし、晴海は死ぬときは一緒だ、
銀狼は2つの頭脳を持つ少年。どれもあたり役だと思う。
甲斐は年上女に恋したり女の子を妊娠させるしあまり好きではないけど。
KinKiファンになってオンタイムで見た光ちゃんのドラマは「cyborg」。
やっぱり普通の人間役じゃなかった(笑)。
10代のころはそんな変わった役でもおもしろいしカッコいいからいいけど
大人になれば普通の役もやって演技力も求められる。
ジャニーズだからドラマで主役の仕事が来ると思われるのがイヤ。
アイドルだから演技はこんなもんだよなって思われるのも悔しい
光ちゃんにはもっと演技力を身に付けてほしいと思うようになった。
そのころ舞台の仕事も始まる。
映像芝居と舞台芝居は別物。
映像は画面(箱)の中で効果的なアングル、舞台はナマ(ライブ)。
本当に光ちゃんの言う通り。
舞台的な演技は大げさ? 大げさじゃないと客席まで伝わらない。
舞台メイクも濃いでしょ。あれ、好きなんだ(笑)。
映像と舞台では発声・台詞回しも違う。
舞台で映像(ドラマ)しゃべりは聞き取れないし何も伝わってこない。
ドラマで活躍してるベテラン俳優さんでも舞台発声ができてないと
どんなに演技が上手くても台無し。腹から声出せ!って感じになっちゃう。
光一舞台「MASK」は優貴役、「SHOCK」はずっとコウイチ役。
役名が本名と同じってのは観ててわかりやすいけど
実際もあんな感じ?って錯覚しやすくて何だかな。
アドリブもある(素に戻る)し、役を演じてるように見えない。
初期の「SHOCK」を観てて、コウイチにはずっとそんな感覚だったかも。
だから、劇中劇で別人を演じてるときに役者・光一を感じてた。
演技はまだまだ未熟だった。
劇中劇「白鯨」で語り部と狂気の船長の演じ分けができてない。
アンケートに「誰を演じてるの?」って書いたらちょっと直った。
でもまた元に戻る。そんなに簡単に演技は上手くならない。
舞台発声は身に付いたし、間の取り方は上手くなっていったよ。
親友は「場数をこなせば上手くなってあたりまえ」って厳しい。
けど、何だかんだ言いながら舞台役者としての成長を見守ってた。
「Endless SHOCK」のコウイチ。
最初のころは超人過ぎてとっつきにくかった(笑)。
ストーリーの見せ場はライバル役の激白。ライバル役の熱演に泣かされた。
そのとき、コウイチってお芝居してるの? あまり伝わってくるものがない。
座長は『置きにいく』(観客に委ねる)芝居をしてるって判明したけど
当時はコウイチは表現力が乏しいと思ってた。
日常で泣いたり悲しんだりすることがないからお芝居できない?
鉄の涙腺だし…って。ま、このシーンはライバル役に注目するから
あまりコウイチを見ていなかったんだけど。
大人の植草オーナーによって、コウイチの弱さや人間味も出てきて
コウイチに好感が持てるようになった。
あれは座長がコウイチの年齢を越えて、自分の未熟さや弱さも
表現したいってこともあったのか…。
歳を重ねて、実際の経験から表現できるようになったんだね。
美波里オーナーには母性も加わって、コウイチはさらに人間臭くなった。
そして、ベテランのビバさんが座長の表現力を引き出してくれた。
お芝居ってひとりでやるものじゃない。相手とのキャッチボールだから。
今年の「SHOCK」で座長のお芝居が変わった。
こんな表現もできるの?上手くなったなって実感したの。
超人コウイチのころは感情もオモテに出さずに伝わりづらかった。
人間コウイチは感情出すからちゃんと伝わってわかりやすくなった。
「SHOCK」の進化(コウイチの変化)、座長が歳を重ねた経験、
共演の役者さん、いろんな相乗効果で座長の表現力が広がった。
今年の「SHOCK」は歌にもお芝居にも成長を感じられた。
「オレに不可能はない!」(by銀狼)なのよ!
ハッピーエンド。
光ちゃんは救いがないストーリーが好きらしい。
「絶対、反対!」(byライバル役)(笑)。
平和だからエンタメで悲しみや苦しみを求められる。
悲劇が好きなのは自分が幸せだから。
本当に悩んでる人は幸せなストーリーを見たいだろう。
それらも一理ある。
でも、幸せでもハッピーなストーリーを求めてもいいじゃない?
私は断然ハッピーエンド派。ディズニー映画とか好き。
舞台でも悲劇はツラい。作品から受け取れるメッセージはあるけど。
「SHOCK」コウイチだけじゃなく、滝舞台も最後は死んでた…
(「演舞城」義経、「歌舞伎」将門、「革命」ヒデアキ)。
だからと、暗い気持ちで劇場をあとにするわけではない。
歌、ダンス、お芝居、キャスト、カンパニー、作品に感動するし
たくさん元気もらって胸いっぱい。また観たいと思う。
劇場に一歩足を踏み入れたら日常を忘れられる夢の空間・時間。
だからこそ、ストーリーがハッピーエンドだったらもっといいのにな
って思うこともあるけどね。